月額料金が安い格安SIMであるLINEモバイルには、メリットもあればデメリットもあります。
メリットも大事ですが、デメリットについてもよく確認した上で契約について検討する必要があるでしょう。この記事では、LINEモバイルのメリット・デメリットをそれぞれ詳しく解説します。
LINEモバイルはドコモ回線の格安SIM!
LINEモバイルはドコモから回線帯域の一部を借りて展開しているMVNOのひとつです。使用している回線がドコモということで、ドコモで購入した端末はLINEモバイルでも使い回すことが可能です。
ドコモ端末以外にはSIMカードとセット購入できるSIMフリー端末や、家電量販店等で購入したSIMフリー端末、あるいはauやソフトバンクのSIMロック解除済み端末を使うこともできます。
LINEモバイルを契約する場合は、まず対応する端末を用意しましょう。
メリットはコミュニケーションに強いこと!
LINEモバイルは、一言でまとめるとコミュニケーションに強いことがメリットの格安SIMです。
SNSを活用していたり、電話やLINEのメッセージなどで友人・家族などとやり取りする機会が多かったりする方は、LINEモバイルはおすすめです。
ここからは、LINEモバイルに乗り換える5つのメリットを解説します。まずはメリットを知り、本当に自分に合っているかじっくり検討しましょう。
メリット①LINEモバイルはSNS使い放題プランを契約できる
最も大きなメリットは、SNSが使い放題(カウントフリー)になるプランが取り揃えられていることです。
対象のSNSアプリは、いくら通信を行っても通信量の消費に含まれません。つまりSNSに使っていた通信量を、動画再生やネットサーフィンなど他の用途に使えるメリットがあります。
3つのプラン、それぞれの使い放題になるSNSアプリは以下のとおりです。
LINEフリープラン
- LINE
コミュニケーションフリープラン
- LINE
MUSIC+プラン
- LINE MUSIC
- LINE
どのプランを選んでも、1つ以上のSNSアプリが使い放題というメリットがあります。
SNSに文字や写真を投稿する機会が多い方は、LINEモバイルに乗り換えることで通信量の消費を大幅に減らせることを覚えておきましょう。
メリット②ドコモからの乗り換えなら端末を購入する必要なし!
LINEモバイルの見逃せないメリットは、ドコモからの乗り換えで費用を削減できることです。
LINEモバイルはドコモ回線のサービスなので、ドコモの端末ならSIMロック解除などの面倒な手続き無しで使い始められることがメリットです。
現在ドコモを契約している人は、端末が壊れていないならLINEモバイル契約時にSIMカードのみを入手しましょう。
また、SIMカードの契約時に必要に応じて、ドコモ端末に月額500円(税抜)の保証をつけることもできます。持ち込み端末にも保証をつけられるのは大きなメリットでしょう。
端末保証をつけておけば端末が壊れたときも1回目は4,000円(税抜)、2回目は8,000円(税抜)と安価な費用で修理・交換ができるので、安心ですね。
メリット③かけ放題を利用できるため、通話の機会が多い人も安心
LINEモバイルでは、月額880円(税抜)で10分かけ放題を契約できるのがメリットです。申込み後に専用アプリ「いつでも電話」から発信すれば、10分以内の通話はかけ放題です。
格安SIMの中にはかけ放題を利用できないデメリットを抱えているものもありますが、LINEモバイルならオプションで通話料金を削減できるので安心でしょう。
なお10分電話かけ放題には、10分以上の通話をすると超過分の通話料金がかかるデメリットがあります。長時間電話をする場合は、LINEアプリの無料通話を使うのがおすすめです。
メリット④LINEアプリから通信量をチェックできる
他社では通信量の残量や利用明細などを確認するために専用のアプリをインストールしなければいけない場合がありますが、LINEモバイルなら普段使っているLINEのアプリから通信量をチェックできます。
端末の容量を無駄に消費する必要がないのも大きなメリットと言えるでしょう。
メリット⑤フィルタリングサービスが無料!
フィルタリングサービス「i-フィルター」を無料で使えるのも、大きなメリットです。
子供に格安SIMを入れたスマートフォンを使わせたい方にとっては、特に嬉しいポイントですね。
他社では月額数百円の有料サービスとしてフィルタリングサービスが提供されているケースもあるので、フィルタリングサービスを無料で利用したい方はLINEモバイルを検討しましょう。
デメリットは主に料金設定
LINEモバイルのデメリットを一言でまとめると、他の格安SIMに比べて料金が全体的に高めに設定されています。
月額料金や解約金に関する様々なデメリットは事前にしっかり知り、納得した上で契約する必要があるでしょう。さらに端末の相性についても、知っておきたいデメリットが1つあります。
ここからは知っておきたい3つのデメリットをそれぞれ解説します。乗り換えを考えている方は、メリットと合わせてデメリットもチェックしておきましょう。
デメリット①プランによっては料金設定が若干割高
LINEモバイルの料金プランは他社の格安SIMと比べて、割高になる場合もあるのがデメリットです。
以下の表に、例としてmineoDプランと月額料金を比較した結果をまとめました。
LINEモバイル(コミュニケーションフリープラン、税抜) | mineo(税抜) | |
1GB | 1,200円(LINEフリープラン) | 1,500円 |
3GB | 1,690円 | 1,600円 |
5GB・6GB | 2,220円(5GB) | 2,280円(6GB) |
10GB | 3,220円 | 3,220円 |
1GBプランはLINEモバイルのほうが安価ですが、3GBは90円ほどmineoより割高です。
3GBプランを選ぶ場合、LINEモバイルを選択すると料金面でのデメリットが生じてしまいますね。
5GBプランは一見mineoのほうが60円割高に見えますが、通信量が1GB異なるためLINEモバイルは1GBあたり456円(税抜)、mineoは380円(税抜)となり、mineoのほうが安価です。
10GBプランは互角で、どちらを選んでも料金は変わりません。10GB使うなら、mineoと比べるととくに料金面でのデメリットはありませんね。
格安SIMは各社で料金設定が細かく違うので、何よりも安さを重視する方はLINEモバイルを選ぶと損になるケースもあります。
ただし、LINEモバイルにはカウントフリーというお得な特徴がありますので、カウントフリー対象のSNSを良く利用しているという方の場合は、結果的にLINEモバイルの方がお得になるケースもあります。
単純な月額料金の比較だけではなく、ご自身の使い方を確認してから選ぶようにしたいですね。
デメリット②契約期間の長さ・高額な解約手数料
LINEモバイルは音声通話SIMで契約する場合、利用開始日の翌月から12ヶ月目の末日までに解約やMNP転出をすると9,800円(税抜)の解約手数料が発生します。1年以内に解約する可能性がある方にとっては大きなデメリットといえます。
他社の場合は、例えばmineoだと音声通話SIMをいつ解約しても解約手数料はかかりません。つまり早期解約によるデメリットがない格安SIMもあります。
短期間に解約やMNP転出する可能性がある方は他の格安SIMも検討しましょう。
デメリット③ドコモ以外からの乗り換えが不利
ドコモ以外からLINEモバイルに乗り換える場合は、端末のSIMロックを解除しない限り今使っているスマートフォンを引き続き利用できないのもデメリットとなります。
2015年5月以降に発売された端末を使っているなら基本的にSIMロックを解除できますが、4月以前に購入した機種はほとんどの場合LINEモバイルでは使えないため、ドコモ回線に対応するフリースマートフォンを購入する必要があります。
またauやソフトバンクのスマートフォンは、SIMロックを解除してもドコモで使われる周波数帯との相性が悪く、正しく電波を受信できない可能性があるのもデメリットです。
他社キャリアの端末の場合動作確認が行われていない機種も多く、動作未確認端末では確実に通信・通話できるとは限りません。
ドコモ以外のキャリアから乗り換える場合は、端末の相性の関係で不利になる場合があることに注意しましょう。
メリット・デメリットを踏まえつつ検討しよう
今回はLINEモバイルのメリット・デメリットを見てきました。
人によってはデメリットになる部分もありますが、特にSNSの利用が多い方にはLINEモバイルはおすすめの格安SIMです。今回ご紹介したデメリットも踏まえつつLINEモバイルの利用を検討してみてはいかがでしょうか。
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