もしあなたが初めてスマホを買いにお店にいくならばいくつかのことを念頭においておいたほうが最適な選択ができるでしょう。こちらの記事では一通り目を通していただければスマホの選択に必要な基礎知識と、判断基準がわかるようにまとめております。
1.基本スペックについて
OS
OSとはスマホを操作させるための基本ソフトです。日本市場で販売されているOSとしてはiOSかアンドロイドのどちらかになります。iOSは直感的な操作が可能でスマホになれていない人でも一通りの操作はできます。
それに対してアンドロイド端末は自らでスマホをいじり自分好みにカスタマイズしていくことに苦手意識を持たない人にとってお勧めかもしれません。iOSは直観的な操作が可能ですが、アンドロイドほどのカスタマイズはできません。
メーカー
iOSが搭載されているスマホはアップル社のiPhoneのみです。アンドロイドが搭載されているスマホは日本メーカーのみならず中国メーカー、台湾メーカー、韓国メーカーなど数多くラインアップが出揃っています。iPhone以外にも色々なスマホを試してみたいという人にはアンドロイドのスマホがお勧めです。
引用元:http://www.galaxymobile.jp/galaxy-s8/
CPU
CPUは中央演算処理装置の略です。CPUの性能が高ければ高いほど高速の処理が行えます。CPUはコア数とクロック周波数により性能が決定されるのです。
以下にCPUの数値の代表的な例をあげておきます。
SONY EXPERIA Z1
- 4GHZ(クアッドコア)+1.8GHz(クアッドコア) オクタコア
とあります。
GHzの前の数値が周波数でこの値が大きければ大きいほど優れた性能であることを意味します。
コア数については数値が大きければ大きいほど性能が高くなります。
シングルコア(1コア)
デュアルコア(2コア)
クアッドコア(4コア)
ヘキサコア(6コア)
オクタコア(8コア)
アンドロイド端末の仕様書にはだいたいこのような仕様の記載がみられますので
周波数とコア数をチェックすればCPUの大まかな性能がわかる事になります。
RAM
ランダムアクセスメモリーの略です。プログラムを動かす際に使う机の広さを示します。
この数値が大きければ大きいほど、プログラムは快適に動くことになります。
引用元:http://gigazine.net/news/20151023-nexus-5x-teardown/
ROM
データを保存するためのスペースの広さを示します。数値が大きいほど保存できるデータ量は多くなります。
対応外部メモリー
最近の外部メモリーといえばmicroSDカードになります。スマホにより使用出来るメモリーカードの差異がありますので大容量データを取り扱う可能性が高い方は要チェックですね。
バッテリー容量
通常はmAHと記載されています。この数値が多いほどバッテリーの持ちが良いことになります。ただしスマホ上で動作するアプリケーションがどれだけバッテリーを消費するかにも大きく影響されることになります。
連続待ちうけ時間
電源が入った状態でどれだけバッテリーが持つかどうかを示す指標です。
連続通話時間
何時間電話をかけていられるかを示す指標です。電話をかける機会が多いビジネスマンにとっては重視したい項目です
液晶
電圧を加えることで液晶の配列を変化させ、画像を画面に表示させます。液晶自体は発光しないため画面の裏側から液晶バックライトにより光を当てる必要があります。長年にわたりディスプレイの方式として使われてきた方式になります。
有機EL
有機ELは電圧をかけることにより発光する有機体を用いて、ディスプレイに映像を映し出す仕組みです。バックライトが必要ないため、機器を薄型にすることが可能になります。
ただし直射日光下では画面がみずらかったり、寿命が短いという弱点もあります。画像の映りこみは液晶と比較して優れている点もあるといいますが、実際に店頭で実物を見て判断されるのが良いです。
充電時間
現在のスマホの中でもっとも充電時間がかかるのはiPhone7 plus の197分です。が充電が最も早く終わるのは、Motorla MotoZ droid edtonです。72分で充電が終了することになります。バッテリー容量によって充電時間が左右されるのではないかとの見方もありますが、
iPhone7 のバッテリー容量は1960mAhで決して多いバッテリー容量というわけではありません。Moto to Znのバッテリー容量は2600mAhでiPhone 7より多いのですが、充電時間はiPhoneよりも短いです。充電時間を気にされる方はiPhone を避けた方が賢明なのかもしれません。
カメラ画素数
スマホの購入者でカメラの性能を気にする人は27.6%であるとのアンケート結果がでています。(2015年6月)。意外に少ない感じがします。あまり注目をされない理由としては、スマホに搭載されているカメラの性能が向上してスマホの利用者にもはや不便を感じさせないレベルまで到達してしまったからなのではないでしょうか?
画素数と画質との関係ですが、いくら高画素数のカメラで撮影を行っても、イメージセンサーが小さいままですと鮮明な画像は撮影できません。実際店頭で写真の画像を見てみて選ぶべきですね。
引用元:https://www.nttdocomo.co.jp/iphone/x/?icid=CRP_IPH_to_CRP_IPH_x
カメラの手振れ補正機能
写真を撮影をするときにはどうしても手の震えてしまい、ぶれが発生してしまいます。そのブレを補正するのが手振れ補正機能です。撮影の機会が多い方はぜひともチェックされてみて下さい。
通信仕様
対応エリア、対応周波数帯、Wi-Fi 規格、デザリング機能、Bluetooth などがあります。この中で重要と思われるのは「対応エリア」ですね。つながらなかったら意味もないわけですから。少し前ですと山間部ではドコモが強いと言われていましたが、最近では他のキャリアもエリア拡大に力を入れてきました。心配な点があればお店で確認してみて、試用させてもらうのも良いかもしれません。
外観、デザイン、ハードウェア
デザイン、カラー
デザイン、カラーに関しては購入予定者の好みになってしまいますので、店頭で確認するのが一番良いと考えます。ただ、スマホのカバーをつけますと本体の色、形状がカバーに大幅に左右されますので、カバーも注意して選んでみてください。
画面の大きさ
動画閲覧などの際には大きな画面で楽しみたいと思われる方もいらっしゃるでしょう。
最近は大画面化が進んでいますが、その分重量も大きくなる傾向にあります。
引用元:http://www.sonymobile.co.jp/xperia/docomo/so-04j/display.html
スマホ本体の大きさ
実際に手にとって見たほうが良い選択ができます。面積だけではなく、スマホの厚みも実際の取り扱いに大きくかかわってきますので面積だけではなく厚みの部分にもご留意ください。
重量
やはり軽いほうが携帯性にすぐれていて、使っていて快適のようです。筆者の場合胸ポケットに入れておくことが多いのですが、大画面ですと少しストレスを感じます。iPhoneのPlusで大画面化したのは良かったのですが、小さい画面のスマホを購入しても良かったのではないかと考えます。
電源ボタンや端子の互換性など
電源ボタンの位置も以外に重要性を持つことがあります。大画面のスマホで押しにくい位置にあったりするとストレスを感じますので、実際に手で持って使い勝手が良いかどうか確認するのが良いかと考えます。
活用シーンごとの選定基準
スマホを選ぶ基準と言っても人により活用シーンが異なりますので万人にあてはまるベストな基準というものはありません。スマホの活用シーンに応じてどのような基準を活用するのがベストかどうかまとめておきました。
SNS使用が多い人
スマホでSNSを使用するためには、いつでも何処でもストレスがなくスマホを利用できるというところが重要になります。facebookではライブ動画をアップしたりインスタグラムを使用することがもはや普通になってきました。このように複数のアプリケーションを動かすシーンではiPhoneが非常に強いです。もし新規でスマホのご購入を検討されるかたはiPhoneを検討されてみてはいかがでしょうか?
通話が多い人
まず重要になってくるのは通話品質です。しかしこの品質ですが、キャリアや機種、通話エリアにも大きく依存しますので事前にチェックすることはまず不可能です。通話自体はバッテリーを消耗しますので極力バッテリー容量が大きい機種を選ぶのが得策かも知れません。
WEB閲覧が多い人
WEB閲覧が中心のユーザーにとって重要なのは画面の見やすさと考えられます。液晶よりも有機ELの型式のスマホを選択されたほうがストレスなく綺麗な画面でWEB閲覧が楽しめます。
動画使用が多い人
動画視聴の際に必要になってくるスマホの機能はWEB閲覧とほぼ同じですが、動画の視聴には高速の通信回線が必要になります。Wi-Fiがまず必須になりますので、よく使う通Wi-Fi規格にスマホの機種が対応しているかを確認することが必須になります。
撮影が多い人
スマホでの撮影ですので、プロが撮影するレベルでの写真ではないことを前提にします。片手で撮影することも多いと考えますので、「手振れ補正機能」は必須です。尚、カメラ機能で定評があるのは以下の3つの機種です。
iPhone 7 Plus
Xperia XZ
HUAWEI Mate9
参考サイト:週刊アスキーウェブサイトより(2017年5月2日)
カメラ機能が優れているメーカーであらかじめ目星をつけておくのも一つの手かもしれません。