HUAWEI nova lite 2は中国のスマホメーカー「HUAWEI」から発売されているSIMフリースマホです。
コスパの高さで2017年に大ヒットした「HUAWEI nova lite」の後継機で、2万円台前半ながら縦長ディスプレイやダブルレンズカメラ、顔認証などを搭載しており、nova liteを上回るコスパの高さを誇ります。
本記事では筆者が実際にHUAWEI nova lite 2を利用し、レビュー・評価しています。nova lite 2の購入を検討している人は、ぜひ参考にしてください。
HUAWEI nova lite 2の特徴
まずはHUAWEI nova lite 2の特徴や、筆者が実際に使ってみた良かったと思える点を見ていきましょう。
18:9の縦長ディスプレイを採用
HUAWEI nova lite 2は2万円台のエントリーモデルながら、ハイスペックスマホのトレンドであるアスペクト比18:9の縦長ディスプレイを採用しています。
最近では18:9の縦長ディスプレイ搭載モデルが増えています。しかし、多くがハイスペックモデルで、HUAWEI nova lite 2のように2万円台で縦長ディスプレイを搭載しているスマホはほとんどありません。
ディスプレイは縦長でなおかつ左右の縁(ベゼル)が細いので、5.65インチという大画面ながら本体サイズは5.2インチサイズのスマホとほぼ同じです。
コンパクトで持ちやすく、片手での操作も可能なので、手の小さな女性にも向いています。
エントリークラスだがスペックは高く動作もサクサク
HUAWEI nova lite 2は2万円台のスマホとは思えないほどスペックが高いです。
CPUの「Kirin 659」はHUAWEIが独自開発しているオクタコアCPUで、処理速度が速くサクサクと動作します。メモリもRAMが3GBあるので、普段使いなら全く問題ありません。
HUAWEI nova lite 2のスペックが具体的にどれくらいなのかを知るために、ベンチマークソフト「Antutu」を使ってHUAWEI nova lite 2のスペックを計測してみました。
Antutuの総合スコアは「88547」となりました。スコアの目安は
- 5~6万点前後:ミドルスペック
- 8万~9万点前後:ミドルハイスペック
- 10万点以上:ハイスペック
となっているので、HUAWEI nova lite 2は2万円台前半ながら、ミドルハイクラスのスマホと同様のスペックを持っていることになります。
実際に筆者はHUAWEI nova lite 2で主にLINE、SNS(Twitter)、ブラウジング、動画視聴などを利用していますが、これくらいの用途であれば全くストレスがありません。
ゲームについても、負荷の大きい3Dゲームは難しいですが、2Dの軽いゲームなら問題ありません。
背景をボカせる高機能なダブルレンズカメラ
HUAWEI nova lite 2のアウトカメラは1300万画素+200万画素のダブルレンズカメラとなっています。
上位機種ではもはやダブルレンズカメラが当たり前になっていますが、2万円台のエントリーモデルでダブルレンズカメラを搭載しているのは驚きですね。
以下の写真は実際にHUAWEI nova lite 2で撮影した写真です。自然な色味で、エントリーモデルのカメラとは思えないクオリティです。
こちらは朝方に撮影した写真です。暗い場所での撮影はやや苦手ですが、2万円台という価格を考えると上出来ではないでしょうか。
撮影中はもちろん、撮影した後からでもボケ味を調整できる「ワイドアパーチャ」に対応しています。背景を自然にぼかすことで、被写体を強調した本格的な写真が撮影できます。
HUAWEI Mate 10 ProやHUAWEI P10など、上位機種と比べるとどうしても劣りますが、2万円台のエントリーモデルということを考えると十分すぎるカメラ性能ですね。
ダブルレンズカメラを使ってみたいけどハイスペックスマホは高価すぎて手が出ない、という人におすすめです。
顔認証と指紋認証の2つの生体認証に対応
HUAWEI nova lite 2は指紋認証に対応しており、指の指紋を利用して素早くロック画面の解除ができます。HUAWEIのスマホは指紋認証の精度が高いことで知られますが、nova lite 2の指紋認証も精度が高く、ほぼ失敗することなくロック画面を解除してくれます。
さらに、発売後のソフトウェアアップデートでインカメラを利用した「顔認証」に対応しました。
これまで顔認証はiPhone XやGalaxy S8など一部のハイスペックスマホにしか搭載されていませんでした。そのため、HUAWEI nova lite 2のようにエントリーモデルで顔認証が使える機種はほとんどありません。
顔認証の精度も高く、画面をのぞき込むだけでロック画面を解除してくれるのでとても楽です。
もちろん、顔認証と指紋認証の併用もできます。普段は顔認証、マスクをしているときなど顔認証がうまくいかない時は指紋認証、といったように使い分けることが可能です。
HUAWEI nova lite 2の残念なところ
低価格ながらコストパフォーマンスに優れたnova lite 2ですが、いくつか残念な点も見られました。
au系の格安SIMでは使えない
HUAWEI nova lite 2はau VoLTEに対応していません。auの3G回線であるCDMA2000にも対応していないので、au系の格安SIMを挿しても音声通話が利用できません。
データ通信は可能ではありますが、対応している周波数帯が少ないため、通信ができるエリアはかなり限られています。
したがって、HUAWEI nova lite 2はau系の格安SIMでは使えません。ドコモ系の格安SIMなら通話もデータ通信も問題なくできるので、nova lite 2で格安SIMを使う場合はドコモ系の格安SIMを利用しましょう。
端子はmicro USBのまま
最近発売されているSIMフリースマホのUSB端子は最新規格である「USB-type C」であることが多いです。しかし、HUAWEI nova lite 2の端子はこれまでと同じmicro USBのままです。
コストを重視した結果だとは思いますが、最新の機種ですし、上下を気にしなくて済むのでUSB-type Cにしてほしかったですね。
HUAWEI nova lite 2のスペック
最後にHUAWEI nova lite 2のスペックをまとめておきます。
カラー | ブルー、ブラック、ゴールド |
サイズ | 72.05mm×150.1mm×7.45mm |
重さ | 約143g |
OS | Android 8.0 |
ディスプレイ | 約5.65インチ, 18:9, 2160×1080 |
CPU | HUAWEI Kirin 659 オクタコアCPU (4 × 2.36GHz + 4 × 1.7GHz) |
メモリ | RAM:3GB / ROM:32GB |
カメラ | アウトカメラ:1300万画素+200万画素
インカメラ:800万画素 |
Wi-Fi | IEEE802.11 b/g/n |
Bluetooth | 4.2 |
バッテリー | 3,000mAh |
HUAWEI nova lite 2はエントリークラスのスマホですが、スペック的にはミドル~ミドルハイクラスのスマホと比べても遜色ありません。
2万円台でこれだけのスペックを備え、さらにダブルレンズカメラや顔認証を搭載しているわけですから驚きですね。
幅広い人におすすめできる高コスパモデル!
今回はSIMフリースマホ「HUAWEI nova lite 2」を実際に使ったレビュー・評価を紹介しました。
HUAWEI nova lite 2はエントリークラスのスマホですが、ハイスペックスマホのトレンドである縦長ディスプレイとダブルレンズカメラを搭載し、顔認証にも対応しています。
スペックも、オクタコアCPUと3GBメモリを搭載するなどミドルハイクラス並みです。
これだけ充実していながら、2万円台前半という低価格を実現しています。コストパフォーマンスの高さにおいては現在日本で発売されているSIMフリースマホの中でもトップクラスです。
格安SIMにしたいけどどのスマホを買えばよいか分からない、とくにこだわりがないけど普通に使えるスマホが欲しい、という人はとりあえずHUWEI nova lite 2を選べばきっと満足できることでしょう。
HUAWEI nova lite 2をセット販売で買える格安SIM会社は?
最後にHUAWEI nova lite 2が購入できる格安SIM会社を紹介します。価格は記事執筆時点のものです。最新の価格は各公式サイトでチェック!
- 楽天モバイルではHUAWEI nova lite 2をキャンペーン価格で購入できます。通話SIMをセットで申し込むと端末代金が一括払いの場合は9,800(税別)、分割払いの場合月441円(税込+分割手数料)×24回で購入可能!
- OCNモバイルONEではHUAWEI nova lite 2をらくらくセット(音声対応SIM)で申し込むと端末代金が一括払いの場合16,800円(税抜)、分割の場合は月850(税抜)×24回払いで購入可能!
- IIJmioではHUAWEI nova lite 2をSIMと端末セットで申込むと端末代金が一括払いの場合21,800円(税抜)、分割の場合は月950(税抜)×24回払いで購入可能!