HUAWEI Mate 10 Proは中国のスマホメーカーHUAWEIから発売されているSIMフリースマホです。
世界初となるAI対応プロセッサ「Kirin 970」を搭載し、パフォーマンスやカメラ性能で他のAndroidスマホを圧倒しています。HUAWEI端末で初めて防水性能を備え、DSDVに対応するなど機能面も充実しています。
価格はかなり高めですし、microSDカードスロットやイヤホンジャックを搭載していないなどデメリットもありますが、それらが気にならないほどの完成度を誇るスマホです。
本記事ではHUAWEI Mate 10 Proの特徴や残念なところをレビュー・評価しています。HUAWEI Mate 10 Proの購入を検討している人は、ぜひ参考にしてください。
HUAWEI Mate 10 Proの特徴
まずはHUAWEI Mate 10 Proの特徴を見ていきましょう。
世界初のAI対応プロセッサ「Kirin 970」を搭載
HUAWEI Mate 10 Proは世界初となるAI対応の自社製プロセッサ「Kirin 970」を搭載しています。
AI処理専用のプロセッサ「NPU」を利用することでAIの計算における電力効率は50倍、パフォーマンスは25倍に向上しています。
オクタコアCPUなので処理速度はもちろん速いですが、さらにAIがユーザーの使い方を理解し、効率的なモードを予測することで電力消費を抑え、なおかつ処理速度をさらに引き上げます。
性能の高いCPUとAIのサポートにより、SIMフリースマホの中でもトップクラスの処理速度を誇ります。
AI対応の高性能ダブルレンズカメラを搭載
HUAWEI端末の特徴でもあるカメラですが、HUAWEI Mate 10 ProではAIによってさらに進化しています。
被写体にカメラを向けるだけでAIが自動でシーンを判別し、明るさやコントラスト、露出などを自動調整。そのため、シャッターを切るだけでプロのような写真が撮影可能です。
背景をぼかして被写体を際立たせる「ワイドアパーチャ」にももちろん対応しています。これまでの機種と違い、ワイドアパーチャで背景をぼかす際にもAIが活用されており、スムーズかつ自然に背景をぼかしてくれます。
HUAWEI端末で初めて防水・防塵に対応
HUAWEI Mate 10 ProはIP67相当の防水・防塵性能を備えています。国内向けのHUAWEI端末で防水・防塵に対応するのはHUAWEI Mate 10 Proが初めてです。
スマホで写真撮影をする人の中には海やプール、川辺などで撮影をしたいという人も多いでしょう。HUAWEI Mate 10 Proは高い防水性能を持っているので、水辺でも安心して写真撮影が可能です。
4G+4Gで待ち受け可能なDSDVに対応
HUAWEI Mate 10 Proは2枚のSIMカードを4G+4Gで同時に待ち受けできる「DSDV(デュアルSIMデュアルVoLTE)」に対応しています。
4G+3Gで待ち受けできる「DSDS」対応機は種類が続々と増えていますが、DSDV対応機種はほとんどないため貴重です。
ただし、2018年5月現在はソフトバンクのVoLTEにのみ対応しています。ドコモとauのVoLTEについては今後のアップデートで対応予定なので、ドコモやauの格安SIMでDSDVを使いたい場合はアップデートを待ちましょう。
急速充電対応の大容量バッテリーを搭載
HUAWEI Mate 10 Proはスリムな本体に4,000mAhという大容量バッテリーを搭載しています。一般的なAndroidスマホでは3,000mAh前後であることが多いので、4,000mAhというのはかなり容量が多いです。
さらに、HUAWEI Mate 10 ProはHUAWEI独自の急速充電「HUAWEI スーパーチャージ」に対応しています。約20分充電するだけで丸1日使えるだけのバッテリーを確保できるので、忙しい朝でも安心です。
HUAWEI Mate 10 Proの残念なところ
非常に完成度の高いスマホに仕上がっているHUAWEI Mate 10 Proですが、いくつか残念なところやデメリットもあります。
microSDカードが使えない
HUAWEI Mate 10 ProはmicroSDカードスロットが搭載されていません。そのためmicroSDカードを使って容量を増やすことができません。
ストレージ容量が120GBと比較的多いので、microSDカードが使えなくても問題ないという人がほとんどだと思います。
しかし、写真をたくさん撮影したり、たくさんのアプリを保存したりする場合は足りなくなる可能性もあります。その場合はクラウドストレージを活用する、定期的にパソコンにデータを移す、といった対策を取りましょう。
イヤホンジャック非搭載
HUAWEI Mate 10 Proはイヤホンジャックが非搭載です。HUAWEI Mate 10 Proでイヤホンを使う場合は、
・付属のUSB-C接続のイヤホンを使う
・USB-C to イヤホンジャックアダプタを使って既存のイヤホンをUSBポートに挿す
・Bluetoothイヤホンを使う
のいずれかの方法を使うことになります。通常の有線イヤホンをそのまま挿すことはできないので注意が必要です。
本体価格がかなり高い
HUAWEI Mate 10 Proの販売価格は70,000円台後半~80,000円前後とかなり高いです。もちろんそれだけの価格に見合ったスペックやカメラを持っていますが、端末代を抑えたい人にとってはなかなか手が出にくい価格でしょう。
格安SIMとのセット販売や、キャンペーンを利用するとよいでしょう。この記事の最後にキャンペーン情報を掲載していますので参考にしてください。
HUAWEI Mate 10 Proのスペック
最後にHUAWEI Mate 10 Proのスペックをおさらいしておきましょう。
カラー | ミッドナイトブルー、チタニウムグレー |
サイズ | 74.5mm×154.2mm×7.9mm |
重さ | 約178g |
OS | Android 8.0 |
ディスプレイ | 約6.0インチ, OLED, 2160×1080 |
CPU | HUAWEI Kirin 970 オクタコアCPU
(4 x 2.36 GHz A73 + 4 x 1.8 GHz A53) |
メモリ | RAM:6GB / ROM:128GB |
カメラ | アウトカメラ:1200万画素+2000万画素
インカメラ:800万画素 |
Wi-Fi | IEEE802.11a/b/g/n/ac |
Bluetooth | 4.2 |
バッテリー | 4000mAh |
HUAWEI Mate 10 Proのスペックは非常に高く、SIMフリーのAndroidスマホ史上最高クラスです。
独自開発のオクタコアCPU「Kirin 970」は処理速度が速いだけでなく、AI専用プロセッサ「NPU」を世界で初めて搭載しています。メモリもRAMが6GBと大容量なので、3Dゲームや複数のアプリの同時起動なども問題ないです。
ディスプレイは6.0インチとサイズが大きいですが、ベゼルレスなディスプレイなので本体は比較的コンパクトで、片手で持つこともできます。
カメラもスペックも妥協したくない人におすすめ!
今回はHUAWEI Mate 10 Proのレビュー・評価を紹介しました。
HUAWEI Mate 10 ProはオクタコアCPU、6GBのRAM、128GBのROMを搭載し、SIMフリーのAndroidスマホの中でもトップクラスのスペックを誇ります。
AIによるシーン判別に対応したダブルレンズカメラも非常に性能が高く、誰でも簡単にプロのような写真が撮影可能です。
カメラもスペックも一切妥協したくない、という人にはHUAWEI Mate 10 Proがおすすめです。
HUAWEI Mate 10 Proを端末セットで買える格安SIM会社は?
最後にHUAWEI Mate 10 Proを端末と格安SIMのセットで購入できる格安SIM会社をご紹介します。
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