国内で特に人気のコミュニケーションツールであるLINEの名を冠した格安SIM、LINEモバイルが2018年にソフトバンクとの業務提携を発表し更に話題となっています。
ですが、格安SIMそのものの利用に馴染みがない方にとっては漠然と大きな評判だけを耳にしているだけで基本的なサービスを知らないという状態の方も多いでしょう。
今回はLINEモバイルの基本的なサービスや、特有のメリットを紹介しながらLINEモバイルのメリットを学んでいきましょう。
【評判1】LINEモバイルはSNS系のアプリを頻繁に使う方に強い格安SIM
LINEモバイルの最大の特徴であり、評判に強く反映されているものとして代表的なのは「SNSの利用に対して非常に強い格安SIM」としてサービスを提供している点です。
LINEモバイルの料金プランは選ぶプランごとに対象となるSNSサービスに違いがありますが「カウントフリー」という機能が付いていて、特定のSNSサービスの利用にあたってはデータ通信量をカウントしないという特徴があります。
主要なSNSサービス全般を頻繁に利用する方の場合はLINEモバイルのコミュニケーションフリープランがおすすめです。
LINEモバイルのコミュニケーションフリープランでは、SNSサービスの中でも代表的な「LINE、Twitter、Facebook、Instagram」の4つのサービスでそれぞれの主要な機能がデータ通信量の制限なく利用できるサービスが付いています。
カウントフリーの対象となる機能は指定があり、特定の機能に限定されていますが各種サービスを利用するにあたって主要な機能はちゃんとカバーされているので一般的な使い方の範囲であれば速度制限がかかったとしても不自由はしない筈です。
多少注意が必要な部分でいうとFacebookについてはメッセンジャーやFacebook Live、Twitterについてはライブストリーミング機能がカウントフリーの対象外になっているので普段から利用されている方は把握しておきましょう。
カウントフリーの中でも特にメリットが大きく、評判になっているのはLINEで適用されるカウントフリーの範囲が非常に広いことです。
LINEに関してはタイムラインへの投稿やダイレクトメッセージのやり取り以外に、音声通話と画像・動画の送受信までカウントフリーの対象になるので普段連絡を取る人のほとんどがLINEでのやり取りだけで完結できる方は特にメリットが大きくお得に利用する事ができます。
音声通話と画像・動画の送受信はSNSで利用する機能の中でも極端にデータ通信量の消費が激しい部分なので、頻繁に利用していた方であれば他社の格安SIMと比較して普段設定している通信容量から一回り下のプランに下げても十分なレベルのメリットがあるでしょう。
SNSの中でもLINE以外は使っていないという方なら、月額料金が最も安い「LINEフリープラン」でも問題ありません。
プラン名の通り、LINEを利用する時の音声通話やトーク、画像や動画の送受信など基本的な機能に対してコミュニケーションフリープラン同様にデータ通信量がカウントされない状態で利用する事ができます。
【評判2】LINEモバイルは基本料金が他社と比べて割高?
格安SIMとしてサービスを提供している通信事業者は現在非常に多く、それぞれがその事業者特有のサービスを提供していますが、もちろん全てにおいて完璧で良い評判しか耳にする事のない格安SIMというのはまずあり得ません。
これはLINEモバイルも同様で、残念ながらLINEモバイルに関しては「月額料金が他社より高い」という評判を良く耳にします。
まずは実際にLINEモバイルの各種プランの料金を確認してみましょう。
LINEフリープランの月額料金の評判は?
LINEフリープランは基本のデータ容量が1GBと決まっていて、それ以上利用する場合はデータ通信量の追加購入で対応するプランとなっています。
「スマホで使うのはほとんどLINEだけでデータ通信量もそんなに必要ない」という方から特に評判の良いプランです。
少し特殊な使い方としてはデータ通信のみのプランが月額500円でLINEのカウントフリーも適用されるので、連絡手段を割り切ってLINEだけにする事で月々の通信料金を非常に安くする事もでき、比較的評判の良いデータSIMです。
コミュニケーションフリープランの月額料金の評判は?
LINEモバイルが評判にあがる時は特にコミュニケーションフリープランをメインに紹介する事が多く仕方のない部分だと思いますが、LINEモバイルは1つの料金プランとしてまとめて様々なサービスを提供する形を取っているので自然に額面だけを見てネガティブに捉えられがちです。
ただ、実は他社の3GB利用できるプランと比べても設定されている月額料金にそこまで違いが無いことにお気づきでしょうか?
例えばmineoのドコモプラン(3GB/音声通話機能付きで月額1600円)と比べても月々90円程度の差しかありません。
恐らく月額料金が割高だと評判になるのは、料金設定の問題ではなくデータ通信量の選択肢に3GB以下が無いことが要因になっているのだと思います。
実際に、元々各種SNSサービスを利用した上でも1GB~2GBまでで十分ストレスなく利用できている人にとってはカウントフリーのメリットも非常に感じにくくなるので評判として良くも悪くも言われてしまうのはしょうがないのかもしれません。
具体的にLINEモバイルを利用しているユーザーがカウントフリーで節約できている対象の通信容量は全体の30%になるそうです。
当然、節約できている事をポジティブに捉えて「普段以上にデータ通信をしよう」と考えるのも良いと思いますが、せっかく節約したんだから月額料金に還元したいと思う方ももちろんいるでしょう。
ここについてどう感じるかによって、LINEモバイルが「お得」になるか「割高」になるかが違ってくる筈です。
MUSIC+プランの月額料金の評判は?
LINEモバイルのMUSIC+プランはコミュニケーションフリープランのサービス内容に加えてLINEの定額制音楽配信サービス「LINE MUSIC」もカウントフリーの対象にできるプランです。
もちろん音楽が好きで、移動中でも日常的にイヤホンを付けて音楽を聴く事が多い方に評判の良いプランですが月額料金はその分少し上がります。
単純にカウントフリーの対象サービスが一つ増えた分、料金にも反映されている状態ですが面白いのはデザリングを利用してLINE MUSICを利用しても通信量にカウントされないという特徴があります。
LINEモバイルの評判はカウントフリーの対象サービスを利用するかどうかで変わる!
LINEモバイルは主にカウントフリーを活用することでお得になるようなサービス内容を前提としているため、「カウントフリー対象サービスを使うかどうか?」が評判の分かれ目となっています。
もし、現在LINEモバイルの契約を検討しているのであればカウントフリーの対象になっているサービスを普段利用しているかを判断基準にすると良いでしょう。