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衝撃!ドコモが2画面のスマホを発売予定!全貌を明らかにします。

Android

ドコモが2画面のスマホを2017-2018冬春モデルの新商品のラインアップに加えました。この斬新なモデルの特徴はどのようなところにあるのでしょうか?まとめてみたいと思います。

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新商品の概要に関して

 

ドコモが2画面を装備するスマホを発表しました。ドコモが商品の企画、立案を行い具体的な製品仕様の作成は海外メーカーのZTE社と共同で行い、製造はZTE社が行ないます。このモデルの名は「M」と称します。下の写真で見られますように、2つのデイスプレイが装備されています。

引用元:http://www.ztedevice.com/press-center/news/201710/20171017

 

 

2つの画面は画面を合わせて畳むことはできません。畳んだときは画面が両側にあることになります。筆者はデイスプレイに傷がつくことを非常に恐れますので、できれば画面を合わせて折りたたむことができれば都合が良いと思っていたのですが、残念ながらそのようにはいかないようです。デイスプレイのサイズは5.2インチです。

2画面スマホの画面操作方法には4つのモードがあります。「通常モード」「ミラーモード」「2画面モード」「大画面モード」です。色々なシーンで使い方ができますの。詳しくは別の項目で説明致します。

 

 

 

画面モードまとめ

画面のモードについて具体例を挙げて整理させていただきます。

  • 通常モード

1画面のみ使用するモードです。もう一方の画面は使用しません。

 

  • 2画面モード

「M」端末の2画面を利用するモードです。それぞれの画面で別々のアプリケーションを動かすことが可能になります。 Youtubeの画面を見ながらもう一方の画面をみてメールを打つということが可能になったり、お店の地図の画面を見ながら別の画面でラインを打つような使い方です。

  • ミラーモード

2つの画面に全く同じ動画、画像を映し出すモードになります。スマホを折りたたんで立てて別々の方向から画面をそれぞれ眺める時に使われるモードになります。例えば、向かい合った席に座りながら、同じ動画や写真を見るなどの使い方ができます。カフェやレストランで料理が運ばれてくるまでの間など、退屈することなく時間を有効に活用することができそうですね。

「M」はスマホですので、ビジネスシーンでは使われる頻度は少ないかもしれませんが、もしこのようなミラーモードの2画面タブレットが発売されれば、向かい合いながらプレゼン資料を説明するなど、ビジネスにおいても活用できそうですね。

 

 

引用元:http://www.ztedevice.com/press-center/news/201710/20171017

 

  • 大画面モード

2つの画面を一つに合わせて一画面として表示できるモードです。6.75インチの画面が1つのアプリケーションで使用可能になります。例えば電子書籍を読む場合には、見開きの左の部分がスマホ1台のディスプレイに全面表示され、右側のページが別のスマホに表示されます。ストレスなく電子書籍を読むことが可能になります。

 

 

引用元:http://www.itmedia.co.jp/mobile/articles/1710/31/news125_2.html

 

この使用方法では通常の画面の2倍の大きさでネット検索や動画を楽しむことができます。通常の画面よりもかなり大きい画面ですので、重宝されるかたも多いのではないでしょうか?

 

2画面を支える構造的特徴

まず重要なのは2画面を束ねるヒンジの存在です。かなり頑丈に設計されています。2つある画面のうち右側の画面は非常にうすく設計されています。必要な部品はもう片方の画面にまとめて実装されています。画面を開いたときの重心は左側に集まるように設計されています。

下の写真の左側の開いているスマホの写真を参照ください

 

 

ヒンジについては以下の写真を参照ください

引用元:https://www.nttdocomo.co.jp/product/smart_phone/z01k/index.html?icid=CRP_PRD_smart_phone_filter_to_CRP_PRD_Z01K

引用元:http://japanese.engadget.com/2017/10/27/2-m/

 

「M」の2画面スマホは部品が一方の画面に集中しており手に持つとバランスを崩しやすく、うっかりすると手から滑り降りてしまいます。

最近のスマホは丸みを持たせたデザインが多いのですが、「M」は一目見てごつごつした印象を受けます。注意して見ますと四隅が角ばっています。角ばらせたデザインですので、万が一バランスを崩したとしても手にひっかかり、落とした時の衝撃でのトラブルが防止できます。

 

 

ZTE社とは

この新端末「M」はNTTドコモが商品の企画、立案を行い具体的な製品仕様の作成は海外メーカーのZTE社と共同で行い、製造はZTE社が行っているスマホ端末です。ZTE社と言ってもよくわからない方が多いかもしれませんので整理してまとめておきます。

 

正式にはZTE CORPORATIONと称する中国の通信機器メーカーです。携帯電話の基地局などのインフラ設備、携帯端末などを開発、製造している会社です。

2012年の売り上げが842億人民元、になっています。日本円に換算すると8000億年以上の売り上げになります。スマートフォンの世界シェアを近年増大させており、ヨーロッパでの端末シェアは2位、米国でのスマートフォンシェアは4位につけています。

日本での拡販に向けて既に法人も設立済みです。2017年現在、ドコモ、au、Softbank向けに端末の供給を行っています。また楽天モバイル、LINEモバイルなどへの端末供給の実績もあります。日本市場開拓に向けての意気込みが感じられますね。

ただ残念ながらiPhone やSONY、SAMSUNGに比べて日本での知名度はあまり高くはありません。日本市場でのシェアを拡大するための施策の1つが今回の2画面端末のようです。

 

 

2画面端末の開発経緯

 

この「M」という端末はZTEが製造を行っていますが、ZTEが商品企画を行っているわけではありません。ドコモが商品の企画を行い、ZTEが共同で商品の企画を行い、ZTE社が製造を行っています。スマホの機種の開発、販売というプロセスは従来から端末メーカーが機種の開発、製造を行ってから携帯電話会社に採用を働きかけるというプロセスをとってきたのでこの共同開発というプロセスは珍しいとも言えます。

この「M」という端末は日本だけではなく海外でも発売されました。ニューヨークでZTE社が「AXON M」という名称で発表しています。日本だけではなく海外でも勝てるように開発された端末を考えたということですね。

海外での販売に関してはボーダフォン、AT&Tが手掛けるようです。それぞれのキャリアの販売台数に応じてドコモにロイヤリティーが入る仕組みになっています。このような企画ビジネスを手掛けはじめたドコモには今後も注目していきたいですね。

 

過去にドコモが投入した2画面端末に関して

 

ドコモは2013年にNECカシオコミュニケーションズ製の端末を2画面の端末として市場投入を行いました。「MEDIAS W」という端末です。但しあまり売れたとはいえず、すぐに姿を消しました。あまり満足度が高くなかったから売れなかったのではないか?とも考えられますが、本当のところはどうだったのでしょうか?

 

「MEDIAS W」は予想以下の販売台数であったため、販売期間は長く継続はしませんでした。しかしこの端末に対しては根強い人気がありました。販売台数は多くはなかったのですが、後継機種が出なかったために同じ端末を3-4年継続して使い続けている人もいたようです。商品として販売を継続する可能性もあったかもしれないのですが、製造メーカーのNECカシオモバイルコミュニケーションがスマホ事業から撤退したということもあり、販売は打ち切られました。

売れなかった理由はその当時の販売施策にもよります。この2画面端末が発売されたのは2013年4月だったのですがそのあとすぐにドコモはXperiaとGalaxyの2端末をメインの2機種として拡販していく方針をとりました。2つの新商品の販売の影に隠れて、販売のチャンスを失ってしまったようです。

ドコモとしては依然として潜在的な需要を持つ2画面スマホを復活させようと考えることは不思議ではありません。技術も2013年に比べれば格段に進歩しています。2013年当時「MEDIAS W」はマルチタスク機能を備えておらず、2画面でそれぞれのアプリを動作させることはできなかったのですが、「M」では動作させることが可能になりました。またCPUの能力が格段にアップしたこともマルチタスク実現の助けになりました。

 

「M」の主な仕様

  • プロセッサー Qualcomm 社の「Snapragon820」

CPU部は2.2GHz X 2コア+1.6GHzX2コア構成

 

  • メインメモリ 4GB
  • ストレージ  64GB (マイクロSDカードスロット有り)
  • バッテリー容量 2930mAh
  • 充電仕様 「Qualcomm Quick Charge」による急速充電に対応
  • 外部接続端子 USB Type-C
  • プレインストールOS Andoroid7.1
  • カメラ 2030万画素
  • モバイル通信 ドコモLTE-Advance サービスに対応 (下り最大500Mbps、 上り最大50Mbps)
  • 通話 VoLTEによる通話対応可能
  • 無線LAN IEEE 802.11ac/a/b/g/n(2.4GHz帯/5GHz帯)に対応する。
  • 指紋認証センサー 側面に完備
  • ボディーカラー Black
  • 寸法 72(幅)×151(高さ)×12.5(奥行き)mm
  • 重量 230g

基本性能については各社の同等クラスの端末と比べて特に勝るとも劣らない仕様です。ただし本体は少し重いです。歴代 iPhoneの中でも最も最重量と言われるiPhone 8 Plusは202gなのですが「M」はそれを凌ぐ重さです。ただし2画面搭載なのでこれくらいの重量はやむを得ないのでないかという考えも成り立つかもしれません。

 

引用元:http://www.ztedevice.com/press-center/news/201710/20171017

 

まとめ

  • 今回発売されるドコモの「M」はNTTドコモとZTEが共同開発したスマホです。海外キャリアへの提供も既に行われており、米国では2017年11月より販売が予定されています。日本発のアイデアがどこまで注目されるのか興味深いところです。
  • 画面を開け閉めすることによるスマホの故障については心配が不要です。開け閉めのヒンジは1日に300回の開閉で2年間耐えうることを想定した仕様のため、この頑丈な部品により2画面スマホの耐性が維持されています。
  • 2画面という特殊なスマホですので、爆発的なヒットは望めないかもしれないのですが マニアな層を取り込むべく、販売側では計画立案がされているようです。
  • 今回発売の2画面スマホの売りはやはりマルチタスクです。ニュース画面を見ながらチャットを立ち上げたり、宴会で使うお店のサイトを1つの画面で表示させながらもう1つの画面でお店までの地図を表示させるなど色々な使い方が考えられますね。
  • 製造メーカーは中国の通信機器メーカーのZTE社です。日本市場拡大に向けて注力しているところが伺えます。

 

 

 

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