IIJmioは様々なインターネット事業を手掛けるIIJの格安SIMです。格安SIMとしては老舗であり、高い信頼性と安定感が評価され、多くのユーザーに支持されています。
家族向けのサービスが充実しているので、家族で格安SIMを使いたい人にもおすすめです。
本記事ではIIJmioのメリット・デメリットを解説しています。さらに、実際に使っているユーザーの感想や評価が気になるという人のために、実際にIIJmioを利用している筆者の感想と評価も紹介します。
IIJmioを検討している方はぜひ参考にしてください。
IIJmioのメリット
IIJmioは格安SIMの中でも特に評判がよく、シェア率が高いです。まずはそんなIIJmioのメリットから解説します。
ドコモ回線とau回線の両方に対応
IIJmioはドコモ回線とau回線の両方に対応しているマルチキャリアです。自分の使っている端末に合わせて回線を選べるので、幅広い端末で利用することができます。
とくにau回線はそもそも取り扱っている格安SIMが少ないので、auの端末で格安SIMを使いたい人にとっては貴重な選択肢です。
老舗ならではの安定感と信頼性の高さ
IIJmioを語る上で欠かせないのが「老舗ならではの安定感と信頼性の高さ」です。
格安SIMの場合、サービス開始直後は通信速度が速くても、時間が経過して利用数が増加すると速度が低下したり、安定感がなくなったりすることが多いです。
しかし、IIJmioはユーザーの数が増えても速度が大きく低下することがなく、長期間にわたって安定したサービスを維持しています。
また、公式ブログで格安SIMに関する技術を紹介していたり、定期的にトークイベント「IIJmio meeting」を開催していたりと、ユーザーとの距離が近く、信頼性も高いです。
安定感と信頼性の高さから、IIJmioは誰もが安心して利用できる格安SIMと言えますね。
「ファミリーシェアプラン」は最大10枚のSIMカードでシェアできる
出典:IIJmio毎月12GBのデータ通信が利用できる「ファミリーシェアプラン」では最大10枚のSIMカード(音声通話SIMは最大5枚まで)で容量をシェアできます。
データ通信量をシェアできる格安SIMは他にもありますが、10枚ものSIMカードでシェアできる格安SIMは珍しいです。
これだけの枚数でシェアできるなら、よほど大家族でなければ家族全員で格安SIMに乗り換えたいという場合もカバーできますね。
家族間の通話がお得
IIJmioは容量をシェアできるだけでなく、家族間の通話もお得になります。
通常、IIJmioで音声通話を利用すると20円/30秒の通話料がかかりますが、IIJmioで容量シェアをしているSIM同士の通話なら16円/30秒で通話ができます。これだけでも20%オフです。
さらに、IIJmio専用の通話アプリ「みおふぉんダイアル」を併用すると、半額の8円/30秒で通話ができます。かなりお得ですね。
出典:IIJmioまた、IIJmioにはかけ放題オプションがありますが、こちらもIIJmioで容量シェアをしているSIM同士ならお得になります。
月額600円の「3分かけ放題」は「10分かけ放題」に、月額830円の「10分かけ放題」は「30分かけ放題」に、料金そのままで延長されます。とくに30分という長い時間のかけ放題があるのはIIJmioだけです。
最近では通話の代わりにLINEを使う人も増えていますが、まだまだ普通の電話を使いたいという人も多いでしょう。
家族間の通話料も節約したいという人にはIIJmioがおすすめです。
端末セットの種類が豊富で価格も安い
2018年4月現在、IIJmioでは25種類もの端末セットを取り扱っています。人気のモデルや最新モデルはもちろん、少し古い機種や他社ではあまり扱いのない個性の強いスマホまで、幅広く用意されています。
しかも価格も割安です。例えばHUAWEIのハイスペックスマホ「Mate 10 Pro」は他社だと90,000円前後しますが、IIJmioなら約10,000円安い79,800円で購入できます。
格安SIMへの乗り換えと同時に端末も新しくしたいという人にもIIJmioはおすすめです。
速度切り替えとバースト転送に対応
出典:IIJmioIIJmioは低速時でも最初の読み込みは高速通信が使える「バースト転送」の仕組みを初めて導入した格安SIMです。バースト転送があるので、低速時でもSNSやLINEなどは快適に利用できます。
また速度繰り替えにも対応しており、専用アプリもしくはマイページからいつでも高速通信と低速通信を切り替えられます。
バースト転送と速度切り替えの両方に対応しているので、低速通信をよく使うという人でも使いやすいです。
IIJmioのデメリット
たくさんのメリットがあったIIJmioですが、デメリットもいくつかあります。IIJmioを利用する場合は必ずデメリットにも目を通しておきましょう。
料金プランが3種類と少ない
IIJmioの料金プランは3GBの「ミニマムスタートプラン」、6GBの「ライトスタートプラン」、12GBの「ファミリーシェアプラン」の3種類しかありません。
20GBおよび30GBのデータ通信量を追加するオプションがありますが、それを含めても他社と比べるとプラン数が少ないです。
とくに10GB以下の容量が3GBと6GBしかないので、あまり容量を使わない人だとプランの選択肢が少なく、自分にピッタリのデータ通信量を選びにくいです。
低速時は直近3日間の速度制限あり
IIJmioは低速時には直近3日間で366MB以上のデータ通信を利用すると速度制限がかかります。
速度切り替えやバースト転送に対応しているので低速をよく使うという人にもおすすめできるIIJmioですが、データ通信の使いすぎには注意が必要です。
なお、au回線のタイプAは高速通信時でも直近3日間で6GBの通信を行うと一時的に速度制限がかかりますが、厳しい制限ではないのであまり気にする必要はないでしょう。
IIJmioを実際に使ってみた感想・評価
ここまで、IIJmioのメリットとデメリットを紹介しました。IIJmioがどのような特徴を持っているか、分かっていただけたでしょうか。
しかし、IIJmioを利用する前に、実際に利用しているユーザーの感想や評価が知りたいという人もいるでしょう。
そこで実際にIIJmioを利用している筆者の、IIJmioを使ってみた感想と評価を紹介します。
通信速度が安定している
IIJmioは通信速度が非常に安定しています。速度自体は格安SIMとしては普通で、特別速いわけではありません。しかし、極端に遅くなることがなく、どの時間帯でも安定した速度がでます。
回線が混雑しやすく、どの格安SIMでも速度が低下する平日のお昼はIIJmioも速度が低下します。それでも全く使い物にならないほどではありません。
サービス開始から時間が経ち、ユーザーが増加しても安定感を維持しているのはさすがですね。
プラン数が少ないのでぴったりのプランが見つけにくい
IIJmioの料金プランは3種類しかありません。そのため、他社のように自分にぴったりのプランというのがなかなか見つけにくいです。
筆者の場合はLINEやSNS中心で、毎月4.5GBほど利用します。そのため他社だと5GBプランがちょうどいいのですが、IIJmioの場合は3GBの次が6GBなので、6GBのプランを契約しています。
IIJmioの料金プランは決して割高ではありませんが、他社なら5GBのプランで済むので、少しもったいないです。
このようにプラン数が少ないので、「1GB」や「5GB」、「7GB」といったプランを使いたいとい人にとってはぴったりのプランが見つからず、少し割高に感じるかもしれません。
信頼性と安定感を重視するならIIJmioがおすすめ
今回はIIJmioのメリット・デメリットと実際に使ってみた感想・評価を紹介しました。
IIJmioは老舗ならではの安定感と信頼性の高さが評価されている格安SIMです。通信速度が比較的安定しており、平日のお昼を除くと常に快適な通信を楽しめます。
最大10枚のSIMカードで容量をシェアできる「ファミリーシェアプラン」や家族間通話がお得になるサービスなど、家族で格安SIMを使う人向けのサービスが充実しているのも特徴です。
格安SIMにも安定感を求める人、家族で格安SIMに乗り換えたいという人は、IIJmioを検討してみてはいかがでしょうか。
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