「UQモバイルには速度制限があるの?」
「2種類の速度制限があるってホント?」
今回はUQモバイルの速度制限について、
- 2つの速度制限とは何か?
- 速度制限の解除と回避方法
- 速度制限中に出来ること/出来ないこと
の3点を解説していきます。
UQモバイルでは契約プランのパケット量だけでなく、直近3日間の短期通信量の制限があります。
知らないうちに制限突破しないよう、UQモバイルのルールを覚えておきましょう。
また、すでになってしまった方は「解除法と回避法」を参考にしてください。
UQモバイルには2つの速度制限があるので注意!
UQモバイルには“2つの通信速度制限”があります。
それぞれ原因は違いますが、ペナルティ内容は同じです。速度制限を避けるためにしっかりとチェックしておきましょう。
直近3日間の通信量が「6GB」を超えた場合
ひとつは「直近3日間の通信量が6GBを超えた場合」です。
短いスパンで過剰な通信をされると、UQモバイルの回線がパンクしてしまいます。
すべての利用者に快適に使ってほしいので、UQモバイルでは短期スパンの速度制限をかけているワケです。
具体的には3日間で6GB以上のパケットを利用した場合をみてみましょう。日ごとに4GB→1GB→2GBと利用すれば、3日間合計で7GBとなってしまいます。
こうなると2GB使った翌日から速度制限がスタート。解除するまで我慢しなくてはいけません。
ちなみに1日の定義は「0〜24時」の24時間です。
料金プランの規定パケット量を超えた場合
もうひとつの速度制限は「料金プランの規定パケット量を超えた場合」です。
こちらが一般的な速度制限でしょう。
キャリアでも格安SIMでも、料金プランに設定されているパケット量を超えたら速度制限がかかります。月末にガクッと通信が遅くなるときがあるのは、速度制限が原因でしょう。
月3GBのプランを契約していれば、3GBを使い切った時点で速度が遅くなります。
そのままにしておくと、翌月になるまで速度制限が続くので何かしら手を打つか我慢するしかありません。
UQモバイルの速度制限の解除と回避方法
UQモバイルの速度制限には「2つの解除方法」と「2つの回避方法」があります。
知っていると速度制限にかかりづらくなるので、ぜひ覚えてください!
【解除方法1】データチャージする
UQモバイルではパケットがなくなったときに“データチャージ”可能です。
200円で100MB、500円で500MB購入できるので、どうしても高速通信したいときはチャージしましょう。
「200円で100MB」はつまり「1,000円で500MB」。500円で500MBよりも割高です。
100MB単位でチャージすると少しだけ損してしまうので、チャージするなら“500円で500MB”をおすすめします。
また、データチャージ分の有効期限は90日です。多めにチャージすると使いきれないかもしれないので、必要な分だけにしておきましょう。
【解除方法2】直近3日間の速度制限は待つ
直近3日間の速度制限はとにかく解除を待ちます。
解除のタイミングは直近3日間の通信量が「6GB」を下回った翌日です。
たとえば、元日1/1から3GB(1/1)→2GB(1/2)→4GB(1/3)→1GB(1/4)→0.5GB(1/5)と連日たっぷりと通信しているとしましょう。
表にすると以下のようになります。
|
直近3日間の通信量 |
1/1〜3 |
3+2+4=9GB(アウト) |
1/2〜4 |
2+4+1=7GB(アウト) |
1/3〜5 |
4+1+0.5=5.5GB(セーフ) |
この場合、1/1〜3と1/2〜4の3日間は6GBを超えているので、速度制限がかかります。速度制限される日は「1/1〜3なら1/4」「1/2〜4なら1/5」のように翌日です。
一方、1/3〜5の3日間は5.5GBと速度制限のルールを破っていません。ですので1/6は速度制限が解除されます。
速度制限がかけられると、直近3日間の合計が6GBを下回るまで速度制限がかかります。解除にはただただ時間を待つしかないので、気をつけてください。
【回避方法1】ターボ機能のオンオフを使いこなそう!
UQモバイルには通信速度のターボをオンオフできる機能があります。キャリアでも格安SIMでもよく見る機能ですね。
UQモバイルでもこのスイッチを自由にオンオフできるので、高速通信を利用しなくてもいいときはオフにするといいでしょう。
たとえば、自宅にいるときや仕事中のプライベートスマホ。急ぐ必要がないならターボをオフにするとパケットがカウントされません。
オフ状態だと通信がガクッと遅くなりますが、文字や音楽、軽めの画像なら問題ありません。
Apple MusicやAmazon Musicを利用している方は、ぜひオンオフ機能を使いこなしましょう。
音楽はデータ容量が軽いとはいえ、毎日積み重ねればそれなりのパケット量になります。
通信速度は300kbps(「ぴったりプラン」「おしゃべりプラン」の場合)まで落ちますが、動画やビデオ電話、地図アプリなどを利用しなければなんとかなるはずです。
【回避方法2】こまめにWiFiに切り替えよう!
パケット量をもっとも節約できるのが「WiFi」です。
カフェはもちろん、公共施設や学校、最近ではそれぞれの自宅に設置するのが当たり前になってきました。
WiFiでの通信はUQモバイルのプランとは別枠です。
ですので、WiFiに繋いでしまえばパケット量を気にする必要がありません。
YouTubeなどの動画やアプリの更新、長めのネットサーフィンはぜひWiFiでおこないましょう。
特に自宅にもかかわらず、WiFiに繋げ忘れるミスはありがちです。数時間YouTubeを楽しんだ後に気づいても、すでに手遅れでしょう。
自宅に帰ったら、まずWiFiスイッチをオンにするクセを付けてください。
だいたいのスマホがWiFiのショートカットメニューがあるはずです。いちいち設定まで行かなければ出来ない……という方はショートカットがどこにあるか検索しましょう。
それだけで大切なパケットを守れます。
速度制限中(200〜300kbps)に出来ること/出来ないこと
最後にUQモバイルの速度制限中に「出来ること」「出来ないこと」をチェックしていきましょう。
基本的には文字以外の読み込みには時間がかかり、動画だとかなり厳しくなります。
ですので、速度制限中に画像や動画を利用したい場合は何かしら対策を練っておきましょう。
最近ではコンビニでもカフェでもWiFiが繋がっており、速度制限中の心強い味方になるはずです。
ニュースサイト
ニュースなどの文字中心のサイトは、速度制限されていても閲覧できます。
画像の読み込みは遅くなりますが、文字はそこまで遅くなりません。
スマホによっては“リーダーモード”というサイトを軽くする機能があるので、ぜひ使ってください。
ニュースサイトなら割りかし快適に見れるでしょう。
LINE(ライン)
速度制限されていてもLINEは快適に使えます。
動画の送受信には時間がかかりますが、メッセージやスタンプのやりとりには困りません。
メールがわりにLINEを使うなら速度制限中でも問題ないでしょう。
インスタグラム
インスタグラムのような画像中心のサイトは読み込みに時間がかかります。
1画像の読み込みなら数秒〜数十秒待てばOKですが、画像リストを読み込むとかなり時間がかかってしまいます。
速度制限中はあまり快適に閲覧できません。
また、大きめの画像はたくさんパケットを喰ってしまうので注意しましょう。
ゲームアプリ
最近のゲームアプリは通信を頻繁におこないます。
ですので、速度制限中はゲームがなかなか進行せずにイライラしてしまうでしょう。
ものによりますが、快適に遊べるアプリは限られてしまいます。
YouTube
速度制限中の動画視聴はかなり厳しいものがあります。文字や画像と比べ、パケットを大量に使うので仕方ありません。
どうしても動画を見たい場合は画質を低めにしましょう。
YouTubeなら「144〜1080p」まで画質をチョイスできます。144pだと動画内の文字が読めないほど低画質ですが、なんとか雰囲気はわかります。
どうしても動画を視聴したい場合は画質を下げ、それでも読み込まないなら諦めるしかありません。
まとめ
ここまでUQモバイルの速度制限について、
- 2つの速度制限
- 速度制限の解除と回避方法
- 速度制限中に出来ること/出来ないこと
の3つのポイントを紹介しました。
UQモバイルでは2つの速度制限があります。
特に“直近3日間のルール”はうっかりしてしまう人もいるかもしれません。6GBを超えないよう気をつけてください。
ここぞという時に制限されないよう、UQモバイルのルールをしっかり覚えておきましょう!