mineoを契約していて、ふと「そういえばSMSって使えるのかな?」と疑問に思う事もあるかもしれませんが、もちろんmineoにはSMSの機能も付いています。
mineoのSMS機能は基本的にauプランでもドコモプランでもキャリアやプランに関わらず利用する事ができますが、それぞれ利用するにあたって微妙な違いがあり少々ややこしく感じるかもしれません。
今回はそんなmineoのSMS機能について解説していきます。
そもそもSMSってなに?
まずSMSが何か良く分からないという方のためにSMS自体の解説からしていきましょう。
SMSは「ショートメッセージサービス」の略になっていて電話回線を使い約70文字程度のメッセージを受信は無料、送信は1通あたり3円~で利用する事の出来るサービスです。
メッセージの送受信にはメールアドレスなどを利用する必要がなく電話番号を使ってメッセージを送信する事ができます
そのことから年配の方にとって特に重宝される機能で、送信に料金がかかる事が金銭的な負担になりますが迷惑メール予防として携帯電話の利用は通話とSMSの利用に限定している方も多いです。
mineoのSMS機能の基本を徹底解説
mineoのSMS機能はauプラン、ドコモプランの違いやシングルタイプ(データ通信のみ)、デュアルタイプ(音声通話機能付き)に関わらず利用する事ができますが、それぞれ申込みの有無や料金に違いがあり少し複雑です。
まずauプランについてですが、シングルタイプ、デュアルタイプ共に月額料金は無料でSMSを利用する事ができます。
ただauのデュアルタイプは申込みが不要、シングルタイプは申し込み手続きが必要、という違いがあるのでauプランでシングルタイプ(データSIM)を利用している方はmineoのマイページからSMSオプションの申込みが必要なので気を付けましょう。
ドコモプランでは申込みの有無に関してauプランと変わらず、シングルタイプでSMSを利用する場合マイページでのSMSオプションの申込みが必要、デュアルタイプについては申込み不要です。
ただ月額料金に違いがあり、シングルタイプ(データSIM)でSMSを利用する場合は別途月額料金(毎月120円)が発生します。
mineoの料金プランはドコモプランとauプランでデュアルタイプの場合月額料金に90円の差があり、ドコモプランの方が90円高い料金設定になっていますが、この90円の差額はドコモプランの契約にSMSオプションの利用料も内包されているため90円の差が出ています。
mineoのマイページでSMSオプションを申し込む手順
シングルタイプのデータ通信用SIMを契約するタイミングであればmienoの申込みページから予めSMSオプションを付けた状態でSIMカードを契約することができます。
ただ、申し込みの時点でSMSオプションを付けておらず後からオプションの申込みが必要になった場合はmineoのマイページから別途手続きをする必要があるため、申し込みの手順を確認しておきましょう。
まずauプランでの手続き方法ですがmineoのマイページで手続きをすれば完結できます。
mineoのマイページへログインし、「ご契約サービスの変更」から「オプション変更」に進み「お申込みオプション」から「SMSオプション」にチェックを入れて完了です。
ドコモプランのシングルタイプで後からSMSオプションを付ける場合はauプランのように行かず、実はSIMカードそのものを交換する必要があり、SIMカードの交換手数料2000円もかかります。
申込みの手順はmineoのマイページへログインし「ご契約サービスの変更」から「タイプ変更」に進み、「シングルタイプ(データ通信のみ)」を改めて選びます。
追加オプションの中に「SMS機能」が表示されるので申込みをした上でタイプ変更の手続きを完了させましょう。
後日郵送で届く新しいSIMカードを自分の端末に挿して設定完了です。
mineoでSMSを利用した時の送信料について
ガラケーの頃、SMSを利用していた方にとっては意外かもしれませんがSMSでも1通3円で70文字という制限を超えて、今は最大1通辺りの文字数が全角最大670文字(半角最大1530文字)まで送れるようになっています。
SMSの送信料は文字数によって3~30円まで変動するようになっていて、1~70文字までが3円、71~134文字で6円、135~201文字で9円、と70文字以降はおおよそ65文字刻みで3円ごとに料金が上がるようになっています。
ただ、この条件でSMSを送信できる範囲には限りがあり「mineoのauプラン同士での送信、またはauへの送信」と「mineoのドコモプラン同士での送信、またはドコモへの送信」に限定され、それ以外でのガラケーなどに対する送信では70文字までとなっています。
mineoのSMS機能はあった方が良いの?
基本的にSMS機能はスマートフォンを普通に使えている方からすると、機能的にデフォルトで付いている事も多く、そこまで頻繁に利用するものでもないので「どこで必要になるものなのか?」すら分からない状態になりがちです。
auプランであれば料金も手間もほとんど負担がないので気軽にSMSオプションを付けてしまっても良いと思いますが、ドコモプランでシングルタイプの契約をしている人からすると「毎月+120円か・・・」と悩むのも無理はありません。
最後にSMSが無いと困るケースを紹介していくので、SMSオプションの加入検討に役立てて下さい。
各種サービス認証をする時に自然と必要になる
GoogleやFacebook、LINEなどスマートフォンを利用していて頻繁に使っている各種サービスのほとんどがSMS認証を使った本人確認を行っています。
インターネット上では一般的に利用されている各種サービスのアカウントとパスワードをあらゆる手段で特定し、本人になりすまして悪用される被害が多くなり、そのことからSMSを利用した2段階認証が主流になっています。
ログインIDとパスワードが第三者に知られてしまったとしてもSMSでの確認番号を送信して2重に確認する事で実際にスマートフォンを持っている本人にしか分からない情報が生まれ、なりすましかどうかを判断できるという仕組みです。
SMSの機能がないと非常に困るケースはほとんどの場合、このSMSでの2段階認証が使えないという問題になると思います。
セルスタンバイモードが動き続けて電池持ちが悪くなる
利用しているスマートフォンによっては、この問題にぶつかります。
スマートフォンには大前提として、データ通信をするための機能と通話をするための機能があり、どちらも常にスムーズな接続と通信ができるように設計されています。
SMS機能の付いていないデータ通信用SIMカードをスマートフォンに挿して利用すると機種によっては電話回線を探すためのセルスタンバイという機能が働き続けてしまい、元々使えない電波を延々と探し続ける事で電池の消費が非常に激しくなるケースがあります。
機種によってセルスタンバイの問題が出るかどうかが変わるのですが、ある日、データSIMに変えた途端に電池の消費が2倍近く早くなったとしたら可能性は高いです。
セルスタンバイの問題は通話のための回線が使える事を機種に認識させれば解決するのでSMS機能を付けるだけで解決させることが出来ます。
mineoのデータSIMをスマホで使うならSMS機能はなるべく付けておこう
ここまでmineoのSMS機能について解説をしてきましたが、結論としては「とりあえず付けておいた方が安心」という結論に至ります。
もちろん、利用している端末がそもそも音声通話機能のないタブレットであればSMS機能は必要ありませんが、持ち歩きのためにスマートフォンに対してデータSIMを挿して使うというのであれば最低限付けておいた方が良いでしょう。
シングルタイプのauプランは後でも気軽に切り替えができるので問題ありませんが、ドコモプランの場合は後々の切り替えが面倒なので慎重な判断をオススメします。