mineoは1つのMVNO(仮想移動体通信事業者)としてドコモとau、2つのキャリアを自由に選択して利用できるマルチキャリアなどの他にはない珍しいサービスを提供する事で注目を集める格安SIMの1つです。
mineoを利用するメリットは様々ありますが、その中でも非常に特徴的なサービスとしてデータ通信量を多くの人と分け合えるサービスが豊富にあります。
今回はそのデータ通信量を分け合えるサービスの1つパケットシェアを徹底解説します。
mineoのパケットシェアで同じ場所に住んでいる人最大5人とパケットを分け合える!
パケットシェアの基本的なサービス内容は「最大5回線、同一住所に住んでいるmineoユーザー同士で繰り越したパケットをシェアする」というサービスです。
家族でmineoを契約しパケットシェアを利用すると、例えば毎月1GBの契約をしているが外出先ではほとんどメールのやり取りしかしていないのでほとんど繰り越しばかり続いてパケットを無駄にしてしまっているような状態を解消する事ができます。
5人家族でその内の3名が社会人でパケットをいつも余らせている状態、残りの2名がまだ学生なので毎月パケットを使い過ぎてしまい追加購入や契約内容の変更を頻繁にする事になってしまうような状態で利用するのが理想的なパケットシェアの使い方だと思います。
同一住所という条件が付いているので基本的には家族でパケットを効率的に使用する事が一般的ですが、実を言うと逆に同一住所という条件しかないので家族でなくても利用する事ができるというメリットもあります。
同棲しているカップルで契約をmineoに統一してパケットをシェアするのも良いですし、大学生で少し大きい部屋に複数人で住んでいる友人同士でも、シェアハウスで同居人同士話を合わせてでも、同じ住所であればmineoに統一してパケットのやりくりができるようになります。
mineoのパケットシェアを利用する手順まとめ
そんなmineoのパケットシェアを実際に利用する方法を紹介していきます。
まずはmineoのマイページへログインします。
そこから「ご契約サービスの変更」を選択し「パケットシェアの変更」へ進み「パケットシェアメンバーお申込み情報」という画面へ進みます。
ここで最大5回線分、パケットシェアメンバーにする利用番号を入力して次へ進みます。
最後に入力した内容に違いないか確認する画面へ進むので、問題なければ「申し込む」を選択しましょう。
申し込みが終わると入力したパケットシェアメンバーに承認依頼のメールが送られ、承認完了した次の月からパケットシェアが開始されます(1週間以内にメンバー全員が承認をしないと申し込みが無効になります)。
滅多にない事ですが翌月適用にするための締め切りタイミングが当月末日の23時30分に設定されており、過ぎてしまうと翌々月適用になるので注意しましょう。
mineoのパケットシェアに必要なものは?
mineoのパケットシェアを利用するにあたって必要なものが1つあります、mineoのメールアドレス(@mineo.jp)です。
基本的にmineoのメールアドレスはキャンペーンの受け取りやmineoからのお知らせメールを受け取るために設定している方がほとんどだと思いますが、mineoを契約した時点で「メインのメールアドレスが昔から決まっていて設定すらしていなかった」という場合は一度設定だけしておきましょう。
パケットシェアの承認メールが見つからなくなり、承認するためのURLが分からなくなってしまった場合はmineoのマイページからでも承認手続きが出来ます。
マイページへログインしてから「ご契約サービスの変更」の「パケットシェア変更」に進んでもらえれば設定可能です。
mineoのパケットシェアメンバーを解散する方法
パケットシェアのメンバー解散もmineoのマイページから手続きをします。
ただパケットシェアのメンバー解散はメンバーの代表者(リーダー)のみが行えるもので、解散の承認依頼メールもメンバー全員が1週間以内に承認しないと申込みの内容が無効になります。
手続きの流れはmineoのマイページから「ご契約サービスの変更」から「パケットシェア変更」と同じく進み「全メンバー解散」を選択して確認画面に移ったら「申し込む」をクリックして完了です。
メンバー解散については翌日適用ではなく、全メンバーが承認をしたその日に適用されます。
更に、解散をするとメンバー内でシェアされていたパケットが代表者(リーダー)の回線にまとめて付与されます、グループ内で不公平に感じられた場合はパケットギフトで分け直して解決しましょう。
mineoにはパケットシェア以外に色んなパケットをやりくりするサービスがある!
mineoのサービスにはパケットを多くのユーザーと共有し合う事でユーザー全体の助けになるようなサービスが多くあり、どれも特徴的で人気が高いです。
最後にパケットシェア以外のmineo特有のデータ通信量をやりくりするサービスを紹介していきます。
家族や同住所でなくてもパケットをプレゼントし合える「パケットギフト」
パケットシェアは余らせて繰り越しした通信量を最大5人のグループで共有するサービスでしたが、パケットギフトは利用していて余ってしまったパケットをmineoユーザー同士で贈りあう事の出来るサービスです。
贈る時のデータ通信量は10MB単位で決める事ができ、最大9990MBまで一度に贈れるようになっています。
こちらはeoIDを利用してコードという形で送信する事ができ、mineoのマイページから受け取る事ができます(同一のeoIDで契約している回線間では贈れません)。
パケットギフトはmineoユーザー同士なら家族かどうかの縛りもなく自由に贈りあえるシステムになっているのでコミュニケーションの一環としても楽しく利用する事ができます。
mineoユーザー全体でパケットを共有する貯蔵庫「フリータンク」
パケットギフトはmineoを利用する個人同士がパケットを贈りあう事ができましたが、mineoユーザー全員がその月ごとに通信量が足りなくなったら引き出し、逆に通信量を余らせてしまったら預ける事の出来る「フリータンク」というサービスもあります。
元々mineoには「マイネ王」というコミュニティサイトがあり、mineoを利用していて困ったことや気になったことをユーザー同士が情報共有して問題解決できるようなサービスがあるのですが「フリータンク」もユーザー同士が助け合えるサービスの一つとして存在します。
mineoユーザー全体で日夜預けたり、貰ったりを繰り返しているため非常に活発に利用されていてユーザー全体の楽しみの一つにもなっているものです。
一例として、ある日のフリータンクの容量を紹介しましょう。
フリータンクのサービスを見て「そうは言っても欲しい人ばかりが集まって使い物にならないのでは?」と疑いたくなる方もいると思いますが、実際は入れてくれる人も非常に多く7万GB以上のパケットがタンクの中に貯まっています。
他のキャリアのように家族としかシェアできないようなサービスでもないので一人でmineoを契約したとしてもユーザー同士の繋がりを感じる事ができて楽しみになるのも素晴らしいです。
mineoを契約して多くの人とパケットをシェアしよう!
mineoではパケットのやり取りが一つのコミュニケーションツールのようになっていて、契約して利用を続けているだけでも様々な繋がりを感じながら楽しく利用する事ができます。
今まで、ただなんとなくmineoを契約して「マイネ王」や「フリータンク」を気にしたことがないという方も多いと思いますが、せっかくなら自分の回線を利用して様々なmineoユーザーとコミュニケーションを取ってみてはいかがでしょうか。