ワイモバイルを解約したい場合、インターネットからすぐに解約することはできません。また解約の際は、契約解除料や端末代金の残債を支払わなければいけない場合もあります。
この記事では、ワイモバイルの解約方法を詳しく解説します。解約を検討している方や、これから契約予定で事前に解約方法を知っておいきたい方は参考にしてください。
ワイモバイルはネットですぐに解約できない
ワイモバイルの解約は、インターネットでは行なえません。
格安SIMの中にはインターネットからすぐに解約できるものもありますが、ワイモバイルでは非対応なので注意しましょう。
ワイモバイルの解約は、電話対応も不可
ワイモバイルの解約は、電話でも行なえません。インターネットと電話、どちらにも非対応となっています。
電話でスムーズに契約を解消することはできないので、注意しましょう。
ワイモバイルはショップで解約できる
ワイモバイルの解約方法は、「ワイモバイルショップ」に来店して手続きを行う方法のみです。営業時間内にショップに足を運び、解約手続きを行いましょう。
お店での対応のみなので、基本的にdocomoなどの大手キャリアと共通する仕様です。
ちなみにソフトバンクショップの中には、ワイモバイルも取り扱っていて「ワイモバイルショップ」として扱われているものがあります。対応しているソフトバンクショップでも、解約は可能です。
自宅付近のワイモバイルショップを知りたい方は、ワイモバイル公式サイトの「ショップ」の項目から調べましょう。
お店に足を運ぶ手間がかかるのは難点ですが、ショップは日本全国幅広い地域で展開されています。多くの場合は、気軽に足を運べるでしょう。
ワイモバイル解約に必要なもの
ワイモバイルの解約手続きに必要なものは、
- 本人確認書類
- 申し込み印(ない場合はサインで対応)
- 利用している端末とSIMカード
以上3点です。
ただし申し込み印はサインで対応可、端末やSIMカードは紛失している場合用意しなくても良いので、絶対に忘れないよう気をつけたいのは本人確認書類のみです。
本人確認書類として利用できるのは、主に以下のとおりです。コピーでは受付できないので、注意しましょう。
- 運転免許証
- 日本国パスポート
- マイナンバーカード(通知カードは不可)
- 健康保険証+住民票や公共料金領収書
- 身体障害者手帳、療育手帳、精神障害者手帳
ちなみにワイモバイルショップで解約手続きをする場合は、本人ではなく家族が来店しても問題ありません。本人が学校や仕事などでお店に行けない場合は、家族に対応してもらいましょう。
ただし家族が解約する場合は「委任状」と「来店者の本人確認書類」も必要となるので、注意が必要です。委任状は、ワイモバイル公式サイトのサポートで事前に印刷できます。
ワイモバイルの解約でなく、他社へMNPするなら電話で手続きできる
ワイモバイルの解約はワイモバイルショップでしか行なえませんが、実は他社へMNPする場合に限りショップまで足を運ぶ必要はなく、電話でも対応してもらえます。
[電話番号]116(ワイモバイル以外の電話からの場合0120-921-156)
[受付時間]09:00~20:00
契約者本人が問い合わせる必要があるので、注意しましょう。また手続きの際に設定している暗証番号(契約時に設定した番号)が必要になるので、事前に控えておきましょう。
ワイモバイルの解約にかかる費用は?
ワイモバイルを解約する際は、必ずしも無料で手続きを終えられるとは限りません。
- 解約するタイミング
- 端末代金支払いの有無
- 他社へのMNPを伴うかどうか
以上3つの条件で、支払う金額が変わります。それぞれ、詳しくチェックしましょう。
契約更新月以外に解約すると、契約解除料がかかる
ワイモバイルを契約更新月以外に解約してしまうと、高額な「契約解除料」がかかります。
例えばワイモバイルでスマートフォン向けの「スマホプラン」を契約した場合、契約期間は2年間です。2年経つ前に解約すると、契約解除料が9,500円(税抜)発生します。
さらにスマホプランは契約が自動更新なので、契約満了から2ヶ月間の「契約更新月」を過ぎると再び2年契約がスタートしてしまいます。
契約が更新されると、また2年後の契約更新月までは9,500円(税抜)の契約解除料が発生してしまうのです。
契約解除料を発生させたくない場合は、解約を契約更新月に合わせましょう。契約更新月は、ワイモバイルのマイページにある「ご契約内容の確認」から調べることができます。
契約更新月まで半年~1年以上あるなら今すぐに解約してしまったほうが安く済むこともありますが、残り2~3ヶ月など短い期間で契約更新月になるなら待ったほうが基本的に安上がりです。
合わせて、購入した端末の残債を支払う必要がある
ワイモバイルを契約する際に端末をセット購入したり、後から機種変更をしたりしている人は要注意です。
もしも端末を分割購入していて、まだ端末の残債を支払っている場合は、解約の際にまとめて残債を支払わなければいけません。
また解約時に支払う残債には、月額割引が適用されません。例えば通常毎月2,000円、割引で実質毎月500円の分割代金支払いが6ヶ月残っていたら、通常価格での残債12,000円が請求されます。
契約解除料と端末の残債を合わせると数万円など高額になってしまうケースもあるので、事前に支払状況をしっかり確認しましょう。
まだ残債を支払い終えるまで長い場合は、解約をもう少し先に伸ばしたほうが良いでしょう。
なおSIMカードのみを契約していて、端末を購入していない場合は、端末の残債がかかることはありません。
ワイモバイルから他社へMNPするときは、転出手数料などがかかる
ワイモバイルから他の格安SIMやキャリアに電話番号はそのままで乗り換える場合、契約解除料や端末の残債と別に「MNP転出手数料」が発生します。
MNP転出手数料は、契約期間によって異なります。
- 新規契約から6ヶ月以内:6,000円(税抜)
- 新規契約から7ヶ月目以降:3,000円(税抜)
タイミングによって料金が3,000円異なるので、できれば7ヶ月目以降にMNPを行いましょう。どうしても理由があって乗り換えを必要とする場合は、やむを得ません。
またMNPの際は、他社の新規契約事務手数料も別途3,000円程度かかります。合わせて覚えておきましょう。
無料で解約できるタイミング
ワイモバイルは、
- 契約更新月
- 端末の代金を支払い終えている
- MNPではなく、解約
以上3つの条件が揃っているときにのみ完全に無料で解約できます。
余計な費用を一切支払いたくない方は、例えばスマホプランの場合、契約から2年経ったタイミングで解約しましょう。
回線の新規契約と同時に端末を分割購入しているなら、契約満了と同時期に端末の残債も同じタイミングでなくなるため、0円で解約できます。
ワイモバイルの解約は、契約更新月がお得
ワイモバイルを解約する時は、契約解除料や端末の残債、MNPの場合はMNP転出手数料もかかります。解約費用を安く抑えられるのは、契約解除料がかからない契約更新月です。
契約更新月まで長い場合は契約解除料を支払ってでもすぐ解約してしまったほうがお得ですが、数ヶ月で契約更新月になる場合はそれまで待った方が良いでしょう。