MVNO(えむぶいえぬおー)という言葉を聞いたことがある人も多いと思います。
でも実はよく知らないという人、多いんじゃないでしょうか?
今回はこのMVNOが何なのか、docomoやau、SoftaBankなどと直接と契約するのと何が違うのか説明していこうと思います。
1.「MVNO(えむぶいえぬおー)って何?」
各携帯キャリアの回線を借りて、 独自ブランドのサービスとして展開している通信会社のことです。
携帯キャリアとは、docomoやau、SoftaBankのことです。おなじみの会社ですね。
携帯キャリアが運営しているインターネット回線の一部を借りて、自社サービスとして展開しているのがMVNOです。
「MVNO」略称の意味は?
MVNOは「仮想移動体通信業者」というように訳されます。
- M:Mobile (移動体)
- V:Virtual (仮想)
- N:Network (通信)
- O:Operator (運営者)
イメージしやすいように図にしてみました。下の図をご覧ください。
図のように、キャリア全体の通信回線の一部を、
携帯キャリア各社が他の会社に貸し出ししています。(図の「貸出できる部分」)
各キャリアが貸出ししている電波の量をMVNO業者が借りて、
借りた電波を各社のブランドの「格安SIM(しむ)」という形で、
さらに一般の人に利用できるようにしています。
2017現在、MVNO業者は数十社を超えています。
今、このようなMVNO企業が多くなるにつれて、
格安SIMを利用する人がぐんぐん増えているのです。
なぜ格安SIMを利用する人が増えているのでしょうか
理由はひとつ。
「MVNO」の「格安SIM」は通常キャリアの利用と比べて安いから。
もう字面のままですが、
格安SIMの利用料は通常の携帯キャリアで契約しているときにくらべて格安です。
格安SIMの利用料は通常の携帯キャリアで契約しているときにくらべて格安です。
そのメリットに気がついた人が増えているから、格安SIMの利用者が増えているんですね。
参考までに携帯各社、ここではドコモの料金プランをみてみましょう。
●ドコモの場合:
最安プランは多分これです。
参照:ドコモ>料金
一見、「docomoも安いじゃん!」って思ったあなた。
残念ながら上図のシンプルプランは電話だけの料金なので、
このままではインターネットができません。
LINEもinstagramもできません。
LINEもinstagramもできません。
インターネットをするには、パケット契約をする必要があります。
インターネットができるようにする場合、下図の料金になります。
参照:ドコモ>料金
案外安いんじゃない?と思った方もいるかと思いますが、ここで記載されている「パケットパックシェアオプション」は、パケット(インターネット)を利用する利用料ではありません。
「パケットパックシェアオプション」は、誰かが契約しているパケット通信に相乗りさせてもらうための手続き料です。
つまり家族など誰かがパケットパックを支払っていることが前提になりますので、
もしひとりで契約する場合には、パケットを利用するために
全く別の「パケットパック」または「データパック」に自分で加入する必要があります。
もしひとりで契約する場合には、パケットを利用するために
全く別の「パケットパック」または「データパック」に自分で加入する必要があります。
※パケットパックは端末間でのシェアを前提としたプランで、
データパックは単独で利用することを前提としたプランということに注意が必要です。
データパックは単独で利用することを前提としたプランということに注意が必要です。
単独加入の場合に入る「データMパック(5GB)」は月額5,000円です。
つまり、単独で加入する場合の利用料は、
980円+5,000円+300円で、毎月6,280円の支払いということになります。
年間だと7万5,360円。年間、結構な額をの支払いになりますよね。
もしもドコモを長く利用している場合には
4年目行以降から「ずっとドコモ割」という割引サービスが適用されます。
割引額は契約年数に応じて変動します。
4年目行以降から「ずっとドコモ割」という割引サービスが適用されます。
割引額は契約年数に応じて変動します。
もし4年以上8年未満の場合で、データパックMを契約している場合には、
毎月パケット料金から100円が割引されます。
毎月パケット料金から100円が割引されます。
MVNOの格安SIMだったらいくらくらいになるの?
格安SIMの場合のシミュレーションをしてみましょう。
docomoの最低パックとなる5Gの「データパックM」プランだと、
月額6280円かかる計算でした。
LINE mobileでほぼ同等のサービスを比較してみると、
音声通話もできるプランで2,200円
端末保証料500円(高い方で試算)
留守番電話機能300円
割り込み電話200円
で2,200円+500円+300円+200円で、毎月3200円の支払いです。
なんとdocomoの約半額です。
年間にすると、3万8,400円。
docomoのプランと比べて、年間で考えると3万6960円もお得です。
しかも端末保証料や留守番電話機能、割り込み電話機能などのオプション契約をしない場合、
毎月2,200円、年間では2万6,400円と、docomoに比べて4万8,960円お得になります。
しかもこのプラン、驚くべきことにLINEやtwitterなどの
一部のサービスを利用する場合の通信費を無料にしてくれるということ。
一部のサービスを利用する場合の通信費を無料にしてくれるということ。
参照:LINEモバイル
一般的なSNSの通信料が無料で使い放題になれば、その分のデータ通信量をYoutubeなどの利用にまわすことができますね。
お得なMVNO業者の格安SIMサービスはたくさんありますので、他の記事でご紹介したいと思います。