LINEモバイルはLINE株式会社が手掛ける格安SIMです。LINEやSNSが使い放題になる「カウントフリー」が最大の特徴で、LINEやSNSをよく使うという人ならお得です。
本記事ではLINEモバイルのメリット・デメリットを解説しています。さらに、実際に使っているユーザーの感想や評価が気になるという人のために、実際にLINEモバイルを利用している筆者の感想と評価も紹介します。
LINEモバイルを検討している方はぜひ参考にしてください。
LINEモバイルのメリット
LINEモバイルは他の格安SIMにはないたくさんのメリットを持っています。まずはLINEモバイルのメリットを見ていきましょう。
「カウントフリー」でLINEやSNSが使い放題
LINEモバイル最大のメリットが「カウントフリー」です。カウントフリーとは、対象のサービスはデータ通信量を消費せず、使い放題になるという機能のことを言います。
LINEモバイルではカウントフリーの対象がプランごとに以下のように決まっています。
プラン名 | 対象サービス |
LINEフリープラン | LINE |
コミュニケーションフリープラン | LINE、Twitter、Facebook、Instagram |
MUSIC+プラン | LINE、Twitter、Facebook、Instagram、LINE MUSIC |
例えばコミュニケーションフリープランの場合はLINE、Twitter、Facebook、Instagramの4つのサービスがカウントフリーになり、どれだけ使ってもデータ通信量を消費しません。
また、カウントフリー対象のサービスはデータ通信量を使い切って速度制限がかかっても低速にならず、高速通信を使い続けることが可能です。
LINEモバイルならデータ通信量を一切気にせずLINEやSNSを使うことができる、というわけですね。普段からLINEやSNSをよく使うという人ならお得です。
格安SIMで唯一LINEの年齢認証ができる
格安SIMを利用していて困るのが「LINEのID検索ができない」ことです。
LINEのID検索をするにはLINEの年齢認証をしないといけませんが、LINEの年齢認証は大手キャリアのシステムを利用するため、格安SIMではできなくなっています。
しかし、LINEモバイルには通常とは別に専用の認証方法が用意されています。そのため、LINEモバイルは格安SIMで唯一年齢認証が可能です。
LINEの友だち追加はQRコードやふるふるなどでもできますが、やはり一番手軽なのはID検索です。格安SIMでもID検索を利用したい場合は、LINEモバイル一択でしょう。
LINE Payカードを使えばクレジットカードなしで契約できる
出典:LINEモバイル
格安SIMのほとんどは契約する際にクレジットカードが必要です。そのため、クレジットカードを持っていない人は格安SIMの契約ができません。
しかし、LINEモバイルはクレジットカードのほかに「LINE Payカード」を使って契約することができます。
LINE PayカードはLINEが提供しているプリペイドカードです。使い方はクレジットカードと全く同じですが、事前にチャージした料金分だけ使える仕組みなので、誰でも審査不要で持つことができます。
つまり、審査に通らずクレジットカードが持てない人でも、LINE Payカードを取得すればLINEモバイルが使えます。
クレジットカードなしで契約できる格安SIMはほとんどないため、非常に貴重です。
毎月の利用料の1%分のLINEポイントがもらえる
LINEモバイルを利用すると、毎月の利用料の1%分のLINEポイントがもらえます。例えばコミュニケーションフリープランの7GBプランの音声通話SIMは月額2,880円なので、毎月28ポイントがもらえます。
貯まったLINEポイントはLINE Payに交換してLINEモバイルの支払いに充てたり、LINEのスタンプを購入したりすることが可能です。
LINEモバイルのデメリット
たくさんのメリットがあったLINEモバイルですが、同時にデメリットも存在します。契約した後で後悔するようなことがないように、デメリットもしっかり把握しておきましょう。
月額料金がやや高い
LINEモバイルはカウントフリーで対象のサービスが使い放題というメリットがありましたが、その分だけ他の格安SIMと比べると月額料金がやや高いです。
例として、格安SIMの中でも特に人気が高い「楽天モバイル」の組み合わせプランとLINEモバイルの音声通話SIMの料金を、同じデータ通信量で比較してみると以下の通りです。
データ通信量 | LINEモバイル
(コミュニケーションフリープラン) |
楽天モバイル |
3GB | 1,690円 | 1,600円 |
5GB | 2,220円 | 2,150円 |
10GB | 3,220円 | 2,960円 |
楽天モバイルの料金は特別安いわけではありませんが、いずれもLINEモバイルより楽天モバイルのほうが安いです。1ヶ月の差はわずかですが、これを1年、2年と利用すると大きな差になります。
LINEモバイルはカウントフリーがあるので、LINEやSNSをたくさん使う場合はLINEモバイルはお得です。しかし、カウントフリー対象のサービスをあまり使わない場合は他社よりも割高なことが多いです。
速度切り替え機能がない
格安SIMの中には任意のタイミングで高速通信と低速通信を切り替える「速度切り替え」に対応しているものがあります。
低速通信にすると文字通り通信速度は遅くなりますが、データ通信量を一切消費しません。そのため、速度切り替えをうまく活用することで、賢くデータ通信量を節約できます。
しかし、LINEモバイルは速度切り替えに対応していません。データ通信量を使い切るまでは低速通信を利用できないので、高速通信の使いすぎには注意が必要です。
LINEモバイルを実際に使ってみた感想・評価
ここまで、LINEモバイルのメリットとデメリットを紹介しました。LINEモバイルがどのような特徴を持っているか、分かっていただけたでしょうか。
しかし、メリットとデメリットだけ言われても分からない、実際に利用しているユーザーの感想や評価が知りたいという人もいるでしょう。
そこで、実際にLINEモバイルを1年以上利用している筆者の、LINEモバイルを使ってみた感想と評価を紹介します。
データ通信量を気にせずLINEやSNSを使える
LINEモバイルを実際に使っていてもっとも便利だと感じるのはデータ通信量を気にせずLINEやSNSを思う存分使える点です。
筆者はLINEの音声通話やSNSをたくさん使うので、以前は5GBのプランを契約していましたが、5GBのプランでも月末には残量がギリギリになっていました。
しかし、現在契約しているLINEモバイルの「コミュニケーションフリープラン」ではLINEとSNSはデータ通信量を消費しないため、容量が少ない3GBプランでもデータ通信量を使い切ることはなくなりました。
LINEモバイルを利用している他のユーザーの感想や評価を調べても、LINEやSNSが使い放題になる、という点が最も評価されています。
いちいち容量を気にせずLINEの音声通話やSNSを使えるので、とても快適です。
LINEのID検索ができるのはやはり便利
カウントフリーと同じくらい便利だと感じたのは「LINEのID検索ができること」です。
通常、格安SIMではLINEの年齢認証ができないのでID検索も利用できません。しかし、LINEモバイルは専用の年齢認証方法が用意されており、格安SIMながらID検索が可能です。
実際、筆者のLINEアカウントもID検索が可能になっています。
LINEモバイルを利用する前は別の格安SIMを利用していたので、ID検索ができませんでした。そのため、遠方に住んでいる知り合いを友だちに追加する際に苦労しました。
LINEモバイルにしてからはID検索が使えるので、メールやSMSでIDを送るだけで簡単に友だち登録ができます。友だち登録の方法は複数ありますが、やはりID検索がもっとも楽だと思います。
お昼になると通信速度が遅い
LINEモバイルを使っていて不満に思うのは時間帯によっては通信速度が遅くなることです。とくに、電波が混みあう平日の昼間は速度が遅くなり、動画視聴やアプリのダウンロードなどはまず利用できなくなります。
他のLINEモバイルユーザーの評価・感想を見ても、お昼の速度は遅いという意見がほとんどでした。
一般的に格安SIMでは平日のお昼に速度が遅くなりやすいですが、LINEモバイルも例外ではありません。平日のお昼に頻繁にスマホを使うという人は注意が必要です。
LINEやSNSを楽しみたいならLINEモバイルがおすすめ!
今回はLINEモバイルのメリット・デメリットと実際に使ってみた感想・評価を紹介しました。LINEモバイルはカウントフリーによってLINEやSNSがデータ通信量を消費せず使い放題になります。
月額料金はやや高めですが、カウントフリー対象のサービスをメインに使うなら、他社よりも少ない容量プランで済むので、結果的にLINEモバイルのほうがお得になります。
LINEやSNSをたくさん使うという人は、ぜひLINEモバイルを検討してみてください。
注目 LINEがデータ消費ゼロで月額500円~!