国内でドコモとauの回線を自由に選択して利用できるマルチキャリアが魅力のmineoですが実はmineoと名の付いた海外用のプリペイドSIMもあり、自分のスマートフォンをそのまま使える事や、前払い制で料金が高額にならないこと、日本語でのサポート体制などから利用する方が増えています。
海外に行くことが滅多にない方や初めての海外旅行で不安になっている方のために、今回はmineoを海外で利用するためのプリペイドSIMについて紹介していきます。
mineo海外用プリペイドSIMでは何ができるの?
まずはmineoの海外用プリペイドSIMの基本的な所から解説をしていきます。
mineoの海外用プリペイドSIMはデータ通信専用のSIMカードです。大手キャリアの国際ローミングのような、利用した瞬間にデータ通信量に応じた従量制の請求が来てしまうサービスではなく3000円でSIMカードを購入し、必要なデータ量をその都度チャージする事で通信します。
mineoと名前は付いていますが海外用のプリペイドSIMなので実は国内で契約しているmineoユーザーでなくとも利用可能です。
継続して利用する事を前提としたサービスというよりは、あくまで海外に行く機会があった時に一時的に購入して利用するタイプのサービスなので間違えないようにしましょう。
ちなみにmineoの海外用プリペイドSIMには通話機能が付いていませんが、海外での通話は国内で契約したデュアルタイプのmineoを使う事で国際ローミングを使った通話や国際SMSが出来ます(データSIMで国際SMSを利用する場合auプランのみ)。
mineoの海外用プリペイドSIMの料金体系ですがチャージ式になっていて「データパックチャージ」と「従量チャージ」の2種類を地域によって使い分けます。
データパックチャージとは
データパックチャージは対象の地域で利用する事が出来る「データ容量を指定して必要な分を購入できる」サービスです。
国内で速度制限がかかった時に必要な分の追加容量を買う時のようなイメージで海外でもデータ容量を指定して必要な分だけ購入できます。
データ容量ごとの料金がこちらです。
主に海外旅行のような短期間での利用が想定されますが例えば3日~7日の滞在で必要な分として500MBチャージしたとしても5480円で使い過ぎたりもせずに利用できる事がメリットです。
ただ、データパックチャージを利用できる地域は7ヵ国なのでサービスが利用できる対象地域以外でのデータ通信には使えません。
従量チャージとは
従量チャージはデータパックチャージとは逆で「金額を指定して必要な分のデータ容量を購入できる」サービスです。
データパックチャージの対象ではない地域でも通信する事ができますが、その分それなりに高額にはなっています。
料金設定は地域ごとに1MB当たりの単価として設定されています。
この従量チャージを利用すると世界中の大体の地域でmineo海外用プリペイドSIMを使ってデータ通信をすることができますが、その地域ごとの対応バンドなども含めまとめる事が非常に困難なので従量チャージを利用する場合は渡航前に公式サイトでの確認を推奨します。
mineo海外用プリペイドSIMで音声通話をしたい場合は?
mineo海外用プリペイドSIMはデータ通信専用のSIMカードなので基本的に音声通話の機能が付いていませんが、海外でもお得にSIMカードを挿し替えたりせずに通話できる方法があります。
国内のmineoユーザーなら実質無料で利用できる「LaLa Call」が海外からの発信でも国内間の通話料金と変わらず通話機能を利用する事ができるメリットを持っています。
「LaLa Call」の場合はインターネット通信を利用するIP通話サービスなので見落としがちな部分に通話する事によって発生するデータ通信量がありますが、目安として100MBで84分程度の通話ができます。
データパックチャージが利用できる地域での「LaLa Call」を利用した通話であれば1480円(100MB購入)+IP電話の通話料金=「84分の通話」という利用イメージになります。
「LaLa Call」の通話料についてはIP電話サービスの特性上非常にリーズナブルな価格設定になっているので、組み合わせると海外でもそこまで負担も無い状態で運用できる事が分かると思います。
mineo海外用プリペイドSIMを利用するまでの手順
最後にmineo海外用プリペイドSIMを実際に購入し、渡航先で利用するまでの手順を解説していきます。
最初に行うのは自分の端末でmineo海外用プリペイドSIMが利用できるかの確認です。
基本的な条件に該当していればほぼ問題ありませんが公式サイトで対応している端末かどうか確認できるので一度問題ないか確認しておきましょう。
海外用プリペイドSIMの料金は紹介したので問題ないと思いますが、重要な点としてチャージをするには「クレジットカードが必須」なので気を付けて下さい。
対応している端末で、料金についても把握し、チャージをするためのクレジットカードが用意できていたらWEBまたは取り扱い店舗で実際にmineo海外用プリペイドSIMを購入します。
プリペイドSIMを購入したらWEBでの初期登録を済ませて、SIMカードを利用する端末に挿します。
後は渡航前に端末の設定を済ませてテスト通信をすればほぼ準備完了です。
念のため渡航前に渡航先の接続ネットワークを控えておくことと事前にデータ通信量のチャージも済ませておいた方が良いでしょう。
接続先のネットワークはほとんどの場合自動的に接続されて設定がおわりますが、万が一自動的に設定されなかった場合は手動で設定が必要です。
データ通信量も最初にテスト通信用の30MBが入っているため渡航後にチャージをすればいいと後回しにする方もいますがプリペイドSIMはデータ通信量を使い切ると低速になるわけではなく一切通信できなくなります。
その時は現地の公衆無線LANなどを利用してなんとかマイページにアクセスしてチャージが完了しないと何もできなくなってしまいます、30MBだとうっかり使い切ってしまう可能性もあるので100~500MB程度のデータを事前にチャージしておくと安心です。
mineoの海外用プリペイドSIMで通話やネットをお得に使おう!
海外ではあらゆる事を想定し用心しながら渡航するのが基本ですが、それは通信サービスも同じです。
慣れないと非常に理解しづらい部分も多いとは思いますがmineoの海外用プリペイドSIMは比較的、料金体系も分かりやすく「LaLa Call」のようなIP通話サービスと組み合わせる事で非常に使い勝手のいいサービスです。
通話と国際SMSだけあれば十分ということであれば国内で利用しているmineoの契約をそのまま利用して連絡手段として扱う事も選択肢に入りますが、ぜひこの機会にmineoの海外用プリペイドSIMを使ってみてはいかがでしょうか。
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