エキサイトSIMは、
ポータルサイトの「exite」を展開しているエキサイト株式会社が提供する
月額料金500円(税抜)から利用できる格安SIMサービスです。
エキサイトSIMの契約はまず契約形態を選び、
次にデータ容量に応じた契約プランを選ぶという方式を採用していることが特徴です。
エキサイトSIMのプランは2種類の中から選ぶことができます。
使った分だけの支払いをする従量制課金の「最適料金プラン」と、
毎月一定金額で利用できる「定額プラン」から選択できます。
エキサイト SIMと大手3キャリアとの【最安】月額料金比較!
エキサイトSIMはNTTドコモの回線を利用しているMVNOとなりますので、
通信回線の本家であるNTTドコモの料金プランと、
エキサイトSIMの料金を比較してみましょう。
比較対象とする料金プランは、それぞれ利用できるプランの中で一番安い価格とした場合、
料金はどのくらいどのくらい差がでるでしょうか。
NTTドコモでは、
通話契約に必要なプランに加入する必要があり、
その最安プランとしては「カケホーダイライトプラン(スマホ/タブ)」となり1,700円かかります。
次に、データ通信をする場合にはデータ通信プランに加入する必要がありますので、「データSパック(2GB)」の3,500円がかかります。
さらに、プロバイダオプションの「SPモード」300円をつける必要がありますので、合計すると毎月5,500円がかかる計算です。
続いて、エキサイトSIMでの最低料金プランを見てみると、
「最適料金プラン 2GB・1枚コース」で770円、
「音声通話機能」700円で合計1,470円となります。
通信量についてはどちらも2GBの契約です。
通話については、
●ドコモ:
5分以内:無料
5分超過分:20円(21.6円)/30秒
参考サイト:NTTドコモ料金プラン
●エキサイトSIM:
通話料金は、国内であれば一律、30秒ごとに20円(税抜)です。
国際通話料金は、国によって異なります。
参考サイト:エキサイトSIM FAQ(エキサイト SIM 料金FAQページ)
あくまでも概算で4,000円近く大手キャリアと料金が違うことがわかりましたね。
※価格はすべて税抜です。
エキサイト SIMのおすすめポイントは?
エキサイトSIMの特徴は次の2点です。
利用するシーンにあわせてSIMカードが1契約で5枚発行できるという点と、
従量制プランである「最適料金プラン」と利用可能通信量が固定されている「定額プラン」
の2つの課金形態から選択できる点です。
SIMカードを5枚発行できるプランは、
家族でパケット通信の高速通信容量をシェアしたり、
1人でスマートフォン、モバイルWi-Fiルーター、タブレットなどで使い分けをしたりするなど、
使い方の幅が広がりますね♪
最近では、ノートパソコンでも本体にSIMを挿入し、SIMを使うことがでくる端末が登場していますので、
SIMカードを多く発行できるのは最大の魅力と言えそうです。
もしもデータ通信を使う月と使わない月がある方の場合、
従量制の「最適料金プラン」では、使った分だけ課金されますので、使わない通信量のお金を余分に支払うことがなく経済的です。
他社には、特定のサービスの利用による通信料をカウントしない「カウントフリー」機能があるものがあり、エキサイトSIMにはこのカウントフリー機能はありませんが、
高速通信モードと低速通信モードを切り替えられる機能がついています。
つまり、Webブラウジングをする際には高速通信モードに設定し、
使わないときには低速通信モードに設定するなど、
ユーザーが利用するシーンによって通信スピードを任意に選択でき、高速通信量を節約することが可能です。
エキサイトSIM独自の機能で「バースト機能」というものがあります。
「バースト機能」とは、低速通信モードを選択している場合でも
通信開始時にあらかじめ高速でデータを読み込んでから、徐々に速度を低速にしていくという機能です。
例えば、1ページ目の読み込みは早く行ない、2ページ目の読み込みは通信速度を遅くすることで、
「調べたい!」と思ったことを調べやすくし、ユーザーの通信利用におけるストレスを軽減するという働きです。
従来の大手キャリアからの乗り換えも簡単です。
MNP予約番号を大手キャリアで発行してから、エキサイトSIMを申し込むとSIMが届きます。
届いたSIMと説明書を元に、インターネットの手続き画面から「切り替え」ボタンを押すと、
回線の移転手続きが行われ、そのままMNPが可能です。
NTTドコモの回線を使っているため、
つながりやすさ・エリアの広さなどはドコモと同じです。
しかし、後述の通り、エキサイトSIMは、NTTドコモの回線を借り受けて再販しているため、
NTTドコモと直接契約した回線と同じスピードが出る訳ではないので要注意です。
大手キャリアにあるような2年縛りはありません。
音声付きプランでは、1年の最低利用期間がありますので、いわば「1年縛り」はあるのですが、
その最低利用期間の終了後に、再度その「1年縛り」が行われるというわけではありません。
2年縛りがメインの契約となっている大手キャリアと比べると、契約の自由度が高いと捉えることができます。
エキサイト SIM利用時の注意点は?
申し込みはインターネットからのみとなっています。
エキサイトSIMの運営会社では実店舗を持っていないため、開通前の手続きをはじめ、
開通後のサポートの多くはインターネットもしくは電話問い合わせになってしまいます。
NTTドコモやauなどを契約していた際にあるようなサービス事業者から付与されるメールアドレス、
いわゆるキャリアメールはありません。LINEなどは回線契約に紐付いていない他社のサービスですので、そのまま使えます。
また、格安SIM事業者で見られる12時のピークタイムには通信速度が大幅に落ちてしまうこともあり得ます(参考サイト:http://www.itmedia.co.jp/mobile/articles/1706/17/news013.html)。
これは、エキサイトSIMを運営する会社がNTTドコモから一定の通信帯域を借り受けているため起こる問題です。
NTTドコモから借りた回線をユーザーに再販するという形になっており、
多くのユーザーが通信する時間帯になると帯域が溢れてしまうため、速度が遅くなるという構造的背景によるものです。
端末やサービスに関して、エキサイトSIMの運営会社では最低限のサポートとなっているので、
予め端末やサービスなどは自分自身の責任を持って管理することが求められます。
エキサイト SIMのプラン一覧
最適料金プラン
価格はすべて税抜です。
高速データ通信量(月あたり) | コース | |
---|---|---|
1枚コース | 3枚コース | |
低速通信のみ | 500円 | — |
~100MB | — | 1,050 円 |
~500MB | 630 円 | 1,100 円 |
~1GB | 660 円 | 1,180 円 |
~2GB | 770 円 | 1,340 円 |
~3GB | 880 円 | 1,550 円 |
~4GB | 1,150 円 | 1,780 円 |
~5GB | 1,450 円 | 1,890 円 |
~6GB | 1,600 円 | 1,950 円 |
~7GB | 1,900 円 | 2,100 円 |
~8GB | 2,120 円 | 2,190 円 |
~9GB | 2,200 円 | 2,380 円 |
~10GB | 2,380 円 | 2,540 円 |
~11GB | — | 2,830 円 |
~12GB | — | 3,100 円 |
~13GB | — | 3,450 円 |
~14GB | — | 3,790 円 |
~15GB | — | 3,980 円 |
定額プラン
価格はすべて税抜です。
高速データ通信量 (月あたり) |
コース | |
---|---|---|
1枚コース | 3枚コース | |
1GB | 670 円 | 1,260 円 |
2GB | 770 円 | 1,450 円 |
3GB | 900 円 | 1,680 円 |
9GB | 2,250 円 | 2,460 円 |
20GB | 3,980 円 | 4,480 円 |
30GB | 5,980 円 | 6,580 円 |
40GB | 7,980 円 | 8,580 円 |
50GB | 10,180 円 | 10,680 円 |
エキサイト SIMで購入できるスマートフォンとは?
エキサイトSIMで購入できるスマートフォンの種類は12種類です。
端末名は以下の通りとなります。
- LU Grand X LTE
- Trinity NuAns NEO [Reloaded]
- HUAWEI P10 Plus
- HUAWEI P10
- HUAWEI P10 lite
- ASUS ZenFone™ 3 Max
- ONKYO GRANBEAT
- HUAWEI nova
- HUAWEI Mate 9
- ASUS ZenFone™ 3 Laser
- ASUS ZenFone™ 3
- FUJITSU arrows M03
エキサイトSIMでは、他のMVNO事業者よりも
ハイエンドからミドルレンジまで幅広い端末の取扱をしています。
中でも、FUJITSU arrows M03は、おサイフケータイにワンセグ、
防水機能など日本人が求めている機能を搭載しつつも、リーズナブルな価格設定でお求めやすくなっています。
また、コストパフォーマンスに定評のあるASUSやHUAWEIの端末も取り扱われています。
ASUSのZenFoneシリーズは、見やすい液晶に、Snapdragon 625という高性能CPUを搭載しているので動作もさくさく、そして端末代金も安く、大手キャリアから乗り換えるのを機に端末を買い換える場合には非常におすすめしたいと思います。
HUAWEIのP10では、ライカのカメラが採用されており、InstagramなどSNSに投稿する写真をきれいに撮りたいというターゲット層にはぴったりです!
エキサイトSIMで取り扱われているスマートフォンでは、
2枚のSIMカードを挿入することができ、その上、両方の回線で待ち受けができるDSDS機能に対応するものもあります。
例えば、NTTドコモでカケホーダイプランを契約し、音声通話のみのSIMと、データ通信専用でエキサイトSIMを契約して使い分けるということも可能となっています。
音楽が好きな方にはおすすめできるONKYOのGRANBEAT。
お値段が高くなっていますが、音楽再生用に設計されているので、
ハイレゾ音源などがいつでもどこでも楽しむことができます。
最近では、Google Play MusicやSpotifyなどの音楽ストリーミングサービスも人気で、
GRANBEATでは音楽ストリーミングサービスも高音質で聞けます♪
全体的に、NTTドコモなどのキャリアから販売されている端末と
エキサイトで提供される端末の性能はほぼ同格なのにも関わらず、
大手キャリアから販売している端末よりも低価格でコストパフォーマンスが非常によい機種が多くなっています。